現地7日（火）、グリーンベイ・パッカーズとクオーターバック（QB）アーロン・ロジャースが離別する可能性に向けて一歩を踏み出した。

パッカーズがMVPに4度輝いたことのあるロジャースにニューヨーク・ジェッツと面談する許可を与えたと、『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話を元に報じている。

第一報を伝えたのはトレイ・ウィンゴだ。

また、NFLネットワークのトム・ペリセロによると、ジェッツの関係者も火曜日にロジャースの元を訪れたという。

こうした適性評価は、パッカーズとロジャースが決別する準備を進めていることを示している可能性があるが、ロジャースが最終的にグリーンベイに残る、あるいは引退するという可能性を排除しているわけではない。

先週、インディアナポリスで実施された2023年NFLスカウティングコンバインでは、パッカーズがロジャースと離別する準備ができているといううわさが流れていた。また、ジェネラルマネジャー（GM）ブライアン・グーテクンストはQBジョーダン・ラブについて話した際にラブは先発する“準備ができている”と言及するなどし、そうしたうわさを加速させていた。

ロジャースが本当にグリーンベイの外で現役生活を続けたいと決めたのであれば、ジェッツを選ぶのは理にかなっていると言えよう。ギャンググリーンはこのオフシーズンにQBザック・ウィルソンとペアを組むベテランクオーターバックを迎え入れたいと明かしていた。QBデレック・カーが月曜日にニューオーリンズ・セインツへの加入を決めたことで、ジェッツはロジャースに代わる最良の選択肢を失っている。

ジェッツの有名選手2人も、ロジャースがニューヨークへ向かうことを公然と明かしている。

Don’t mind me…Just Manifesting @AaronRodgers12 😅

— Breece Hall (@BreeceH) March 7, 2023

「気にしないで・・・ただ＠AaronRodgers12が現れる」

Aye @AaronRodgers12 I promise if you become a Jet, I won’t pick you off in practice & I’ll burn the cheesehead😶 https://t.co/YTVj4H7ZRQ

— D’ROY GARDNER (@iamSauceGardner) March 7, 2023

「＠AaronRodgers12、ジェッツの一員になったら、練習であなた（のパス）を奪わない＆チーズヘッドを燃やすと約束する」

ロジャースとジェッツの交渉がうまくいけば、ジェッツとパッカーズは将来の殿堂入り選手のトレードを成立させる必要がある。特にサラリーキャップを踏まえてロジャースの契約を調整する必要があるという事実を考えると、昨年までのような法外なコストはかからないはずだ。

ロジャースが“元パッカー”になるには、まだいくつかのハードルがあるとはいえ、それに向けた動きは正式に始まっている。

【RA】