2023年もドルフィンズに「戻れたら最高」と話すRBウィルソン、「チームも俺を気に入ってくれていると思う」
2023年03月08日(水) 10:36マイアミ・ドルフィンズはランニングバック(RB)のポジションに大きな穴が空いた状態でオフシーズンを迎えた。その穴は“選手を何人か補充する必要がある”というようなレベルではなく、誰もいないなのだ。
ドルフィンズは2023年に契約しているランニングバックがアクティブロースターに一人もいない状態でオフシーズンに入った。ジェフ・ウィルソン、ラヒーム・モスタート、マイルズ・ガスキンは無制限フリーエージェント(UFA)になることが決まっており、サルボン・アーマッドは制限付きフリーエージェント(RFA)となる。
ドルフィンズは昨年、サンフランシスコ・49ersとのシーズン途中のトレードでドラフトの5巡目指名権と引き換えにウィルソンを獲得した。おそらくドルフィンズはわずか8試合のためだけにこのトレードを行ったわけではないだろう。
ウィルソンは今週、『WSVN Miami(WSVN マイアミ)』 に出演した際にサウスビーチに戻ることを望んでいると語った。
番組のホストを務めるジョシュ・モーザーによれば、ウィルソンは「戻れたら最高だし、ぜひそうしたいと思っている」と話していたという。「あの組織や街のすべてが好きで、ここに来られて光栄だった。だから、他の場所に移って学び直したり、関係を築き直したりする必要がなく、ここに残り続けることができればすごく幸せだ。俺はここが大好きだし、チームも俺を気に入ってくれていると思う」
ウィルソンとモスタートのコンビはうまく機能し、序盤は苦戦していたドルフィンズのランニングゲームを活性化させるのに貢献した。49ersにいた頃からヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルの元でプレーしているため、チームのオフェンスやランニングスタイルに慣れている二人のランニングバックはマクダニエルHCのスキームにうまくフィットしている。
このポジションの必要性から、両方ではないにしても、ウィルソンとモスタートの少なくともどちらかが2023年にマイアミに戻ってくることが予想される。先週のスカウティングコンバインでの記者会見で、ジェネラルマネジャー(GM)のクリス・グリアは二人とも復帰することに前向きだと述べた。
「ウィルソンをトレードで獲得し、モスタートとマイク・マクダニエルHCの関係もあるから、先日そのことについては少し話し合った」とグリアGMはインディアナポリスで話している。「だから、彼らが戻ってくることにはとても前向きだ。戻ってくる可能性を考慮したシナリオは話し合っている。来年は同じメンバーがバックフィールドに戻って来るかもしれない」
「もちろん、彼らはフリーエージェントだからその影響もあるだろうが、彼らが戻って来てくれるなら大歓迎だ」
ドラフト指名権が5つしかないため、グリアGMが貴重な資産の一つをランニングバックに使う可能性は低いと思われるが、6、7巡目辺りで気に入った選手がいればドラフト3日目に指名するかもしれない。
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