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試合中に転倒、病院搬送のブロンコスDCフィリップスが退院

2016年10月31日(月) 13:24

負傷してカートで運ばれるデンバー・ブロンコスのDCウェイド・フィリップス【AP Photo/Jack Dempsey】

現地30日(日)に行われたデンバー・ブロンコス対サンディエゴ・チャージャーズでその事件は起きた。

パスをキャッチしようとチャージャーズのランニングバック(RB)メルビン・ゴードンが前方にダッシュしかけた際、カバーしていたブロンコスのコーナーバック(CB)ブラッドリー・ロビーがゴードンをサイドライン側にはじき飛ばした。この時、サイドラインで戦況を伺っていた守備コーディネーター(DC)ウェイド・フィリップスにゴードンが勢いのついたまま衝突。

自力で起き上がることのできなかったフィリップスはカートで運ばれてフィールドを去った後、地元の病院へと搬送されて精密検査を受けた。試合後、“異常な所見なし”との診断が下ったフィリップスは無事に退院。チームによれば、月曜日にはチームに戻って来る予定だ。

スタジアムを出て行く際にもフィリップスは人差し指を小刻みに動かしており、大事には至っていない様子ではあったものの、事故が起きた直後にブロンコス側がフィリップスの手足の動きを確認した際には、予断のない状況であることが確認されていた。DCフィリップス不在の間、ラインバッカー(LB)コーチのレッジー・ハーリングが代役となってディフェンスのプレーコールを行った。

ブロンコスのヘッドコーチ(HC)ゲイリー・キュービアックは試合中、『CBS Sports(CBSスポーツ)』に対して「フィリップスなら大丈夫。ディフェンスの選手たちに彼が大丈夫であることと知らせた」と語っていた。

過去に、ニューオーリンズ・セインツのHCショーン・ペイトンがサイドラインでの衝突によって足を骨折している。ニューヨーク・ジャイアンツのHCトム・コフリン、ジャクソンビル・ジャガーズのHCジャック・デルリオもまた、ゲーム途中のプレーによって大ケガを負っている。今回のようなプレースピードであれば、サイドライン際で起こる不規則なプレーの際には誰でもケガをする恐れがあり、注意が必要なのは間違いない。