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トレードに関するうわさを無視するカーディナルスWRホプキンス

2023年03月09日(木) 09:42


アリゾナ・カーディナルスのディアンドレ・ホプキンス【AP Photo/Rick Scuteri】

ワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスはアリゾナ・カーディナルスにおける自分の将来に関するうわさを耳にしてきた。そして、それを当面の間、無視している。

『The Pat McAfee Show(パット・マカフィー・ショー)』に出演したホプキンスはホストを務めるA.J.ホークとパット・マカフィーに「もちろん、トレードに関する話はよく耳にしてきた」と明かし、こう続けた。「俺はその日その日を大切にしている。未来を楽しみに待つことはない。俺は今この瞬間を生きているんだ。今はアリゾナ・カーディナルスが自分の属するチームでありロースターだし、将来がどうなるとしても自分の準備を整えているところだ。未来を楽しみに待つということは本当にしない。そういう話は勝手にしてくれたらいい」

特にカーディナルスが退任したスティーブ・カイムの代わりにモンティ・オッセンフォートをジェネラルマネジャー(GM)として採用して以来、ホプキンスのトレードに関するうわさは声高に話されてきた。オッセンフォートGMはホプキンスについて同じスタンスを貫いており、ホプキンスと共に仕事ができることに感謝と興奮を示しながらも、スターレシーバーに関する問い合わせを受けたかについては明言していない。

当然、電話一本ですべてが変わる可能性はある。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはインディアナポリスで行われたNFLスカウティングコンバインの場で何度もホプキンスの名前を耳にしたようだ。しかし、だからと言ってホプキンスがオフシーズン中にトレードされるとは限らないとラポポートは現地8日(水)に述べている。

『NFL Now(NFLナウ)』に出演したラポポートは「アリゾナではどちらかというとリセットの年になるようだ」とコメント。「彼らが最終的にどうするかはまだ分からない。彼が最終的にどうするかもそうだ。ただ、インディアナポリスで何度も彼の名前が出てきて、今後数週間のトレード候補として彼のことが議論されているのは確かだ」

2020年、ホプキンスのカーディナルス時代は華々しく始まった。1,400レシーブヤード以上を稼ぎ、タッチダウンレシーブ6回をマークしたホプキンスは、6シーズンで5度目のプロボウル選出を果たしたのだ。しかし、それ以降、ホプキンスは健康問題を抱えながらプレーしている。水曜日に本人が認めたように、2021年にMCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)を断裂したホプキンスは、それに続くシーズンでも100%の状態に戻すのに苦労していた。チームとしても精彩を欠いていた2022年シーズン、ホプキンスは9試合に出場してキャッチ64回、717ヤード、タッチダウン3回という成績にとどまっている。

それでも現在、ホプキンスは最高の気分だと話しており、オールプロに選出されていた頃の自分に戻る準備ができていると強調している。それがアリゾナで実現するのか、それとも別の場所になるのかは現時点では分からない。

「A.J.、君にはできる限り多くの情報をあげたいんだけど、俺たちは今、ただ静かにしているんだ」と語ったホプキンスは次のように続けている。「もちろん、見出しとかタブロイド紙とかには注目するものさ。君はそうしなきゃいけないからね。トレードに関するうわさを耳にしたとき、それがすべてウソだと思うのは嫌だろ」

「前にトレードされたときもそういう憶測を聞いて、“いや、(ヒューストン)テキサンズが俺をトレードするわけない”って突き放していたんだけど、気づいたらカーディナルスに来ることになっていた。だから、タブロイド紙には注目し続けるけど、タブロイド紙に自分たちのことを話すつもりはない。フィールドにいるとき、ディアンドレ・ホプキンスはディアンドレ・ホプキンスがすべきことをするつもりだ。それがすべてさ」

【RA】