ベアーズがドラフト全体1位指名権をパンサーズにトレード、交換条件は4つのドラフト指名権とWRムーア
2023年03月11日(土) 10:51シカゴ・ベアーズから全体1位指名権を奪い取るには何が必要なのか。何週間も悩んだ末に、カロライナ・パンサーズがついに答えを見いだした。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地10日(金)、ベアーズは2023年NFLドラフト全体1位指名権を交換条件に、パンサーズから1巡目指名権2つとワイドレシーバー(WR)D.J.ムーアを手に入れると報じたのだ。
シカゴに送られるパッケージの全貌は、今年の全体9位指名権、2巡目指名権(もともとサンフランシスコ・49ersから移動した全体61位指名権)、2024年ドラフトの1巡目指名権、2025年の2巡目指名権、そして、パンサーズとの3年6,188万ドル(約83億5,300万円)契約の1年目を終えたばかりのムーアだ。
これらはすべて、パンサーズの未来のフランチャイズクオーターバックを獲得するために切望されていたドラフト指名権を手に入れるためだ。
ベアーズにトレードする膨大なアセットを考えると、事実上、パンサーズにはクオーターバック以外のポジション選択はないと言えよう。先ごろ実施されたNFLスカウティングコンバインで2人のクオーターバック――フロリダ大学のアンソニー・リチャードソンとオハイオ州立大学のC.J.ストラウド――がスカウト陣に感銘を与えていたこともあり、才能あふれるクオーターバックを獲得すべく、パンサーズがコンバイン終了から間を開けずに動いたことに驚きはない。
パンサーズのジェネラルマネジャー(GM)を務めるスコット・フィッタラーの注目を集めている可能性が高い選手はまだいる。リチャードソンとストラウドに加えて、アラバマ大学のブライス・ヤング、さらに、パンサーズに対してシャーロットに連れてくるよう訴えるウィル・リーバイス(ケンタッキー大学)推しの支持者がいるのは確かだろう。
【C】