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ジェッツが契約再構築で折り合いがつかなかったWRベリオスを放出

2023年03月10日(金) 15:26

ニューヨーク・ジェッツのブラクストン・ベリオス【AP Photo/Adam Hunger】

ニューヨーク・ジェッツがキャップスペースを確保している。

ジェッツが契約の再構築で折り合いがつかなかったワイドレシーバー(WR)ブラクストン・ベリオスを放出するという。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地9日(木)にチームの決断を知る人物の話を元に報じた。

ベリオスの放出により、ジェッツはサラリーキャップ上で500万ドル(約6億8,146万円)を節約することができる。

ニューイングランド・ペイトリオッツから2018年ドラフト6巡目指名を受けたベリオス(故障者リザーブ/IRに置かれてルーキーシーズンを棒に振った)は、ここ4シーズンをジェッツで過ごしていた。交代要員として、ベリオスは通算でキャッチ107回、1,085ヤード、タッチダウン5回を記録している。

2022年シーズン、ベリオスはターゲット32回でキャッチ18回、145ヤードをマーク。レッドゾーンオフェンスに大きく関与することが多かったが、ほとんどの場合でジェッツファンを悔しがらせていた。

ベリオスは昨オフシーズンにジェッツと2年1,200万ドル(約16億3,647万円)の契約を締結。しかし、彼は今シーズンに823万2,000ドル(約11億2,290万円)のキャップナンバーでプレーすることにはなっていなかった。両者は契約の再構築を目指し、それが実現しなければ彼はカットされる予定となっていたのだ。

市場には競合となる選手が少ないため、ベリオスは信頼できるリターナーにもなれるスロットレシーバーとして新天地を見つけるだろう。ベリオスは2021年シーズンにキックオフリターンで平均30.4ヤードをマークし、リターナーとしてオールプロのファーストチームに選出されるという栄誉に輝いている。

当然、ジェッツがキャップスペースを確保することにより、グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースの獲得に関する疑問の声には拍車がかかる一方だろう。

【RA】