フリーエージェント（FA）のワイドレシーバー（WR）であるオデル・ベッカムが次のNFLでのチャンスに向けて始動した。

3度のプロボウラーであるベッカムが現地10日（金）にアリゾナでNFLチームに向けたワークアウトを行うと『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが情報筋の話を元に伝えている。

キャリア通算キャッチ531回、7,367ヤード、タッチダウン56回を数えるベッカム。2022年2月に当時の所属チームであるロサンゼルス・ラムズが勝利した第56回スーパーボウルで、ベッカムがACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）を断裂して試合から除外されて以来、13カ月が過ぎた。

昨シーズンの終盤にニューヨーク・ジャイアンツ、バッファロー・ビルズ、ダラス・カウボーイズといったコンテンダーの加勢になる可能性がささやかれ、カウボーイズがもっとも話題になっていたものの、ベッカムがそうできるだけの健康状態を取り戻したかは分からないままだった。

そのベッカムも今は100％の健康状態を取り戻したと、NFL Networkのイアン・ラポポートが現地8日（水）に『NFL Total Access（NFLトータル・アクセス）で伝えた。

グレッグ・ローゼンタールが選ぶフリーエージェントトップ101で9位につけているベッカムは、リスクも大きければ得るものも多い選手であり、オフシーズンに勝利したチームに、秋が来ればフィールド上での結果をもたらすことが期待できる。

金曜日にワークアウトを見守るチームたちは、その結果と最近の負傷歴、そして、ライバルたちを抑えてベッカムを確保するための金額を天秤にかけることだろう。

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