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レイダースがQBガロポロと3年97億円の契約へ

2023年03月14日(火) 08:54


サンフランシスコ・49ersのジミー・ガロポロ【NFL】

現地13日(月)、ラスベガス・レイダースがクオーターバック(QB)ジミー・ガロポロと3年7,275万ドル(約96億9,477万円)の契約を結ぶと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロ、トム・ペリセロが情報筋の話を元に報じた。

契約には3,400万ドル(約45億3,120万円)の保証が含まれているとラポポートはつけ加えている。

この契約により、ガロポロはレイダースのヘッドコーチ(HC)であるジョシュ・マクダニエルズと再会を果たすことになる。マクダニエルズHCはガロポロがNFLキャリアをスタートさせた2014年から2017年まで、ニューイングランド・ペイトリオッツで攻撃コーディネーター(OC)としてガロポロを指導していた。ペイトリオッツはガロポロがトム・ブレイディのバックアップとして在籍していた期間に2度、スーパーボウルを制覇している。来年2月に実施される第58回スーパーボウルがちょうどラスベガスで開催されることもあり、レイダースはガロポロがチャンピオンシップをもたらしてくれることを望んでいるはずだ。

2017年10月に49ersへトレードされたガロポロは、そこでNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに3回、スーパーボウルに1回到達するのに貢献している。49ersが2022年シーズンにカンファレンスタイトル戦に出場した際にはケガを抱えており、ガロポロが他チームへ移る予兆はその時からあった(昨オフシーズンとは違い、今回は本当だ)。

先月14日、レイダースはQBデレック・カーを放出。カーがニューオーリンズ・セインツに移り、ジャレット・スティッドハムがデンバー・ブロンコスへ向かう中、レイダースのQBスポットは大きくあいていた。レイダースはドラフト全体7位指名権も所有しているため、2023年NFLドラフトでその順位かそれ以降にクオーターバックを獲得することを検討できる状態だ。

昨シーズン、ガロポロは最終的に49ersの救世主として活躍した。トレーニングキャンプ中にチームに戻ったガロポロは、負傷したトレイ・ランスの代役として10試合で先発を務め、タッチダウン16回、インターセプト4回を記録している。その後、自身も足を負傷してシーズン終了となり、その結果、ドラフト7巡目指名された新人のブロック・パーディーが指揮を執る機会を得た。

これまでに57試合に先発してきたガロポロは、キャリア通算でパス成功率67.6%、1万4,289ヤード、タッチダウン87回、インターセプト42回をマークしている。

【RA】