レイブンズQBジャクソンが3年約179億円の完全保証契約を断ったとツイッターに投稿
2023年03月15日(水) 11:07ボルティモア・レイブンズとの契約交渉についてラマー・ジャクソンが沈黙を破った。
元MVPクオーターバック(QB)のジャクソンは現地14日(火)に、契約オファーの1つに関する報道に対して『Twitter(ツイッター)』上で反応した。
「3年1億3,300万ドル(約178億8,451万円)の完全保証契約を提示されたけど、俺には代理人が必要?」
ジャクソンは「壁に(排泄物の絵文字)を投げればくっつくと思っているらしい」とつけ加えている。
ジャクソンの投稿からは3年1億3,300万ドルの完全保証契約のオファーがより大きな契約の一部なのか、それともレイブンズが提示した短期的な解決策ということなのか、実際にどれくらいの規模の話なのかは分からない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが『Free Agency Frenzy(フリーエージェンシー・フレンジー)』で報じたところによれば、彼の理解では1億3,300万ドルの完全保証はより広範囲な5年契約の一部であり、保証のない年数が上乗せされているという。
ジャクソンは昨年にQBデショーン・ワトソンがクリーブランド・ブラウンズから提示された5年2億3,000万ドル(約309億3,730万円)の完全保証契約に近い契約を求めているのではないかと推測されている。もしこれが本当なら、今回の3年契約はその完全保証契約には及ばない。
代理人を雇わないというジャクソンの決断をめぐって混乱が起きているが、火曜日の投稿は彼がその意志を覆す予定がないことを改めて示している。
今後も多くの報道が、契約交渉に関する過去数年間のジャクソンの対応について費やされ、彼と同じ年にドラフトされたバッファロー・ビルズのQBジョシュ・アレンが2021年にそうしたように、ジャクソンとレイブンズもとうに延長契約を済ませることができたのではないかと多くの人は思っていることだろう。だが、それは過ぎたこと。その時に実現していたかもしれない契約金額は取り返せない。問題は、この状況が今後どのように展開するかという点に尽きる。
ジャクソンは3,241万6,000ドル(約43億5,833万円)のフランチャイズタグでプレーするだろうか? それを防ぐためにランニングバック(RB)リビオン・ベルのように、試合を欠場する可能性はあるのか? 7月17日(月)の期限までに両者が複数年契約について最終的に折り合いをつけることができるだろうか? 別のチームが彼にとって価値のあるオファーをするだろうか? そしてレイブンズはそのオファーに応じるのか、それとも2つのドラフト1巡目指名権を選ぶのか?
これらの疑問はすべて、すぐに答えが出るものではない。その間にさまざまな憶測が飛び交うことだろう。
ジャクソンは現地15日(水)東部時間16時に新しいリーグイヤーが始まると同時に正式に他のチームと話し合いを進めることができる。
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