セインツがWRマイケル・トーマスとインセンティブ付きの1年契約を結ぶ見込み
2023年03月15日(水) 12:23ワイドレシーバー(WR)マイケル・トーマスは2023年もニューオーリンズ・セインツにとどまることになりそうだ。
セインツがスターワイドレシーバーであるトーマスを複数のインセンティブが付いている1年契約で引きとめる見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地14日(火)に報じた。
トーマスが1,725ヤードを記録したシーズンが遠い昔のように感じられたとしたら、それは実際にそうだからだ――正確に言うと、それは2019年シーズンのことだ。その年にNFL最多レシーブ記録(149回)を樹立して以降、トーマスは3シーズンで合計10試合にしか出場していない。
出場不可能であったことから2019年シーズンを境にトーマスの価値は徐々に下がっている。そのため、トーマスは当初、セインツを離れるのではないかと言われていた。セインツはそうする代わりに実力を証明するための1年契約を結ぶことでトーマスを引きとめようとしている。より多くの試合に出場できた場合、トーマスは多額の報酬を得られるかもしれない。逆に、トーマスが再び多くの試合を欠場した場合、セインツは頭痛の種へと変貌を遂げた契約に執着することなく自らを守ることになるだろう。
健康状態が良好なとき、トーマスはエリートレシーバーであることを証明しており、プロとしての最初の4シーズンではいずれも1,100レシーブヤード以上を記録している。しかし、それはクオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズと過ごしていた頃の話だ。ニューオーリンズでそのような時代はとっくに終わっている。
セインツが3月初めにQBデレック・カーと4年契約を結び、新たなスターターを手に入れたことはトーマスにとって朗報だ。トーマスは生産的なパートナーシップを築くことができる経験豊富なベテランを見つけるために戻ってくるだろう。最良のシナリオは、トーマスが復調し、17試合の大半に出場して1,000ヤードを突破し、新人として1,042ヤードを記録したばかりのクリス・オレーブを擁するレシーバー陣でカーの主力ターゲットとして機能することだ。
最悪のシナリオをお探しの方は、その例として過去3シーズンを参考にしていただきたい。
セインツは2023年にそのような結果を回避することを望んでいる。トーマスは自分の力を証明するために――また、追加の報酬を得るために――フィールドに戻ってくるはずだ。
【RA】