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各チームによる9つのルール変更案の中でイーグルスが背番号0番の使用を提案

2023年03月15日(水) 14:41


NFLロゴ【AP Photo/Kyusung Gong】

NFLは背番号に関してすでにいくつもの伝統を捨て去ってきたが、フィラデルフィア・イーグルスはそれをさらに一歩進めたいと考えているようだ。

リーグが毎年行っているルール変更のプロセスの一環として、イーグルスは選手が背番号0番のユニフォームを着用できるようにするルール変更を提案している。リーグが現地13日(月)に各チームから提出された2023年の競技規則と細則、決議案を発表した際に明らかとなった。

この提案は複数のチームから提出された9つの提案のうちの1つであり、リーグ全体における背番号の分配方法を大きく変える可能性がある。2021年にリーグがカンザスシティ・チーフスの提案を可決したことにより、ラインメン以外のほとんどの選手が1から49の間の番号を着用できるようになった上、ポジションによってはさらに選択肢が広がり、大多数の選手に影響のあるリーグの背番号制度の制約を緩める結果となった。背番号0番が加われば、理論的には上述の選手もその数字を選ぶことができ、NFLの選手が0番や00番を背番号として着用するのは1981年以来のこととなる。

2021年の変更と同様に、今回の提案が可決されれば、NFLは2020年シーズンから選手が0番を着用することを許可されているカレッジフットボールの足跡をたどることになる。注目すべきは、ユタ大学時代は0番を着用していたがNFLでは33番に変更しているジャクソンビル・ジャガーズのラインバッカー(LB)デビン・ロイドがどうするかだろう。

また、イーグルスの提案にはキッカー(K)とパンター(P)が0から49および90から99の間の任意の数字を着用できるようにする変更も含まれている。現在、キッカーとパンターは1から19までの番号しか使用することができない。

この番号変更案はXFLに倣ったもので、他にもXFLを参考にしたポゼッションの維持に関する提案も出ている。イーグルスは得点したチームがその直後にオンサイドキックではなく、自陣20ヤードのところから第4ダウン残り20ヤードという形で攻撃のチャンスを与えられ、成功すればポゼッションを継続できるような変更案も提出している。

【RA】