WRリドリーと初めて投球セッションを行ったジャガーズQBローレンス「すごく興奮している」
2023年04月06日(木) 10:36ジャクソンビル・ジャガーズが4月17日(月)の自主トレーニングを皮切りに開始するオフシーズンのワークアウトプログラムまでまだ2週間ある。だが、クオーターバック(QB)トレバー・ローレンスは新しいターゲットになるワイドレシーバー(WR)カルビン・リドリーとの投球セッションをそれまで待てなかったようだ。
「一回だけ一緒に投球をしたけど、俺はすごく興奮している」とローレンスは現地4日(火)に『Florida Times-Union(フロリダ・タイムズユニオン)』のデミトリアス・ハーベイに話している。「彼を迎えられてチームはとにかくワクワクしている。彼はこのオフェンスとチームにとって新たな武器になるだろうし、ロッカールームで一緒に過ごすのが楽しみないいヤツなんだ。すごく楽しくなりそうだ」
ジャガーズは昨年のトレード期限間際にリドリーを獲得していたが、当時リドリーはNFLのギャンブルポリシーに違反したとして出場停止処分を科されている状態だった。2022年3月に出場停止処分を受けた28歳のリドリーは、今年3月に正式に復帰を果たしている。
リドリーは出場停止処分を科される前に、自身のメンタルヘルスに専念するとして2021年10月にアトランタ・ファルコンズを去ることを発表しいていた。NFLでの最後の試合は2021年のシーズン第7週に行われたマイアミ・ドルフィンズ戦で、この時リドリーはキャッチ4回で26ヤードとタッチダウン1回を記録した。2020年にリドリーはキャッチ90回、1,374ヤード、タッチダウン9回というキャリア最高のシーズンを送っている。
リドリーの追加とフランチャイズタグをつけられたタイトエンド(TE)エバン・エングラムの残留により、ジャガーズは2023年も爆発的なオフェンスを発揮できそうだ。WRのクリスチャン・カークとゼイ・ジョーンズ、エングラム、リドリーと、ジャガーズはNFLのどのチームよりも有望なパスキャッチャー4人組を擁している可能性がある。
「その影響はかなり大きい。(エングラムの復帰は)このオフシーズンの重要な優先事項だった」とローレンスは言う。「少なくとも今年は、そしてできればもっと長くいてもらいたいけど、彼が戻ってきてくれたことは理想的だ」
「昨シーズンに彼がこのオフェンスのために何をしてくれたか、シーズンの終わりにどんな活躍をしたかは見ただろう。チームが彼の正しい使い方を理解したことで彼は大いに力になってくれた。これからもそれを積み重ねていけば、まだまだ達成できることはたくさんある。それがエキサイティングなところだ」
ジャガーズの運命は一年も経たないうちに劇的に変化した。2020年から2021年にかけて2シーズン連続でNFLの最下位となり、昨シーズンは3勝7敗でスタートしたジャガーズは、レギュラーシーズンの最後の7試合で6勝を挙げてプレーオフへの道を切り開いた。
ポストシーズンでジャガーズは27対0の点差をひっくり返してロサンゼルス・チャージャーズを破り、その翌週は優勝候補のカンザスシティ・チーフスに最後まで食らいついた。ローレンスとジャガーズが再び始動するに当たり、楽観的な見方はピークに達している。
「やる気満々だ」とローレンスは話している。「いい仲間に恵まれているし、一年のうちで一番いい時期だ。みんな戻ってきて、またチーム作りや基礎作りを始めることができる。仲間と一緒にそれを始めるのがすごく楽しみだ」
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