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イリノイ大学CBデボン・ウィザースプーンが個人ワークアウトの40ヤード走で4.42秒を記録

2023年04月06日(木) 11:03


イリノイ大学のデボン・ウィザースプーン【NFL】

現地5日(水)、2023年NFLドラフトで有力候補の1人となっているイリノイ大学のコーナーバック(CB)デボン・ウィザースプーンがワークアウトで好調な様子を示し、自身の評判をさらに上げた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のドラフトアナリストであるダニエル・ジェレマイアによると、身長約180cm、体重約82kgのウィザースプーンがイリノイ大学で個人ワークアウトを行い、40ヤード走で4.46秒と4.42秒というタイムを出したという。ウィザースプーンはハムストリングのケガが原因で、NFLスカウティングコンバインや3月10日に実施されたイリノイ大学のプロデーでは一切、ワークアウトに参加できていなかった。

今回のタイムはウィザースプーンの40ヤード走の記録として特別なものではないが、4月27日(木)にドラフト1巡目で彼を指名することを検討しているチームの評価者の懸念を緩和する可能性は高い。ウィザースプーンが自身のワークアウトで出したタイムより速い記録を残しているコーナーバックは9名だ――そのうちの何名かはウィザースプーンより体格が大きい。スカウティングコンバインの40ヤード走でトップ2位につけている、ミシガン大学のDJ・ターナー二世(4.26秒)とジャコリアン・ベネット(4.30秒)はどちらもウィザースプーンの体格と似ている。

身長が約183cm以下のコーナーバックであることを別とすれば、4.4秒台をマークしたウィザースプーンがドラフト1巡目で指名されると予想しても問題はないだろう。昨シーズン、フットボール・ボウル・サブディビジョン(FBS)でトップクラスのスコアリングディフェンスを誇ったイリノイ大学で中心的な役割を担っていたウィザースプーンは、AP通信オールアメリカンのファーストチームに選出され、ビッグ10ディフェンシブバック部門年間最優秀選手賞を受賞。また、ジム・ソープ賞の最終候補にも選ばれた。ウィザースプーンは2022年に12試合で先発を務め、パスディフェンス17回、インターセプト3回、タックル41回(うちフォーロス2.5回)を記録した。

ウィザースプーンはジェレマイアが選ぶ最新のドラフト有望株トップ50のランキングで6位にランクインしている。

【RA】