パンサーズがユニフォームの色調補正へ、大幅な変更はなし
2023年04月07日(金) 11:10カロライナ・パンサーズファンの皆さん、冷静に。あくまでもわずかな調整が行われるだけだ。
現地6日(木)、カロライナ・パンサーズが2023年にユニフォームに使っているブルーの色調を補正すると発表。ユニフォーム技術が革新されたことにより、『Nike(ナイキ)』が2012年にユニフォーム製造を手がけるようになってから初めて、パンサーズが計画していた色合いのブルーを正確に出せるようになった。
2023年まで、パンサーズが使用していたブルーはほとんど想定通りのものだったが、正確には違っていた。チームライターのダリン・ガントによると、違いは微妙なものであり、多くの人には見分けがつかない可能性が高いとのこと。
2012年にNFLが『Reebok(リーボック)』からナイキに移行したことによる影響を受けたチームはパンサーズだけではない。ミッドナイトグリーンをナイキのユニフォーム素材に正確に合わせるのに苦労したフィラデルフィア・イーグルスは、2014年に移行が完了するまでの2シーズン、従来のリーボックのテンプレートにこだわっていた。ニューヨーク・ジェッツは1年目に移行したものの、当初、ナイキはそこでも異なるジャージー素材でフォレストグリーンを一貫して表現することに苦戦。ジェッツはその後、2019年にユニフォームのデザインを一新している。
木曜日の発表が行われる前、パンサーズがカラースキームからシルバーをなくすといった大幅な変更を計画しているという報道があった。ガントによれば、シルバーがなくなることもなければ、将来的に大幅なデザイン変更が実施される予定もないという。
チームロゴのアップデートを除くと、パンサーズは28年間ずっと同じ外観を維持しており、ブラック、パンサーブルー(厳密に言うとプロセスブルー)、シルバーの3色で構成されるカラースキームを採用してきた。1990年代以降、フットボールジャージーの袖が細くなったため、チームのショルダーストライプの幅は徐々に狭くなった(それに伴い、ショルダーナンバーも小さくなった)が、それ以外に大きな変更が加えられたのは、オルタネート(代替)ユニフォームの形――2002年に導入されたブルーのジャージー、モノクロルックを可能にする、追加のパンツ(ブルーとブラック)、そして2022年に導入されたブラックのオルタネートヘルメット――だけだ。
パンサーズのユニフォームはほとんど従来通りのものになるだろう。ひょっとすると、違いに気づくことすらできないかもしれない。
【RA】