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バッカニアーズRBホワイトは「卓越した選手になる」とリヒトGM

2023年04月07日(金) 13:22

タンパベイ・バッカニアーズのラシャード・ホワイト【AP Photo/Rick Scuteri】

タンパベイ・バッカニアーズはこのオフシーズンにチームを改革する中でランニングバック(RB)レナード・フォーネットと決別しており、その結果ラシャード・ホワイトが代わりに先発ランニングバックの座に就く可能性が出てきた。

バッカニアーズは低額の契約でベテランのRBチェイス・エドモンズを追加しているが、フリーエージェント(FA)のマーケットは深く追求しなかったようだ。ジェネラルマネジャー(GM)のジェイソン・リヒトは今月末にRBをドラフト指名する可能性を否定していないものの、最近に『JoeBucsFan.com(ジョー・バックス・ファン)』でホワイトとキーショーン・ボーンだけでも十分に役割を担える考えを示している。

リヒトGMはRB市場の低迷について「今年のドラフトには優秀なランニングバックの選手がそろっているが、それとはあまり関係ないはずだ」と述べている。「自分たちのチームを代弁しているわけではないが、ランニングバックに高額を支払うことを良しとしないチームが増え続けている」

「われわれは今いる選手たちに非常に満足している。ラシャードは卓越した選手になるだろう。キーショーンのことは以前から気に入っている。彼はこのチームに3年いるが、あまり機会に恵まれてこなかった。だが、出番を与えられた時にはいい仕事をしてくれている。それにチェイスも獲得した。ここで終わりとは言わないが、今のRBルームは気に入っている」

2022年に3巡目でドラフトされたホワイトはルーキーとして目を見張るような活躍を見せることがあり、129回のキャリーで481ヤードとタッチダウン1回、50回のキャッチで290ヤードとタッチダウン2回を記録している。75%以上のヤード数はバッカニアーズがホワイトの出番を増やした最後の8試合で稼いだもので、シーズン第10週のシアトル・シーホークス戦では105ヤードを稼ぐパフォーマンスを見せた。パスゲームの中で活躍できる能力によって2年目のホワイトの出場時間は増えるはずだが、懸念されるランナーとしての効率の悪さ(キャリー当たり平均3.73ヤード)は改善しながければならないだろう。

ボーンはバッカニアーズでの3年間であまり出番がなく、わずか79回のキャリーで342ヤードとタッチダウン2回、12回のキャッチで79ヤードとタッチダウン1回にとどまる。今季からチームに加わるエドモンズは昨シーズンにマイアミ・ドルフィンズとデンバー・ブロンコスで苦戦し、ランナーとしては非効率的で、パスゲームで起用されることはほとんどなかった。

バッカニアーズのロースターは他にもっと大きな懸念を抱えているが、リヒトGMは後半順位の指名権の一つを使って新人RBを追加し、このポジションの選手層を厚くすることもできる。

【R】