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ライオンズが5巡目指名権と引き換えにCBオクーダをファルコンズにトレード

2023年04月12日(水) 09:53


デトロイト・ライオンズのジェフ・オクーダ【Ryan Kang via AP】

コーナーバック(CB)ジェフ・オクーダが動く。

デトロイト・ライオンズが元全体3位指名選手であるオクーダを、2023年ドラフトの5巡目指名権(全体159位)指名権と引き換えにアトランタ・ファルコンズへ送ると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話を元に伝えた。

2023年にNFLで4シーズン目を迎えるオクーダに対する見返りは、かつてはドラフトのトップ5で選ばれた選手に対するものとしては低く見えるものの、これまでに残してきた成績から見れば妥当だろう。オハイオ州立大学のスター選手だったオクーダは、NFLキャリアの大部分でフィールドにとどまることに苦労し、3シーズンの中で9試合以上に出場したのは1シーズンのみだ。キャリア25試合でインターセプト2回を記録し、2023年はオクーダにとって重要なシーズンになっていた。

しかし、コーチたちが現実をしっかり把握しているライオンズでは、オクーダの未来は多少なりとも見えている状態だった。

ライオンズの守備コーディネーター(DC)であるアーロン・グレンは3月にNFLスカウティングコンバインの場で「彼は若い選手だ」とし、こう続けていた。

「彼にはまだ先がある。彼はここへ来て、最初の年にケガをした。そして、2年目にもケガをした。今年はしっかりプレーするチャンスがあるし、彼は常に競争があることを理解している。われわれは常に、そういった競争を生み出すつもりだ」

グレンは報道陣に多くの推測材料を与えていた。3月のコメントの後に、ライオンズはさまざまな目的からフリーエージェンシーで動きに出ると、先発クラスのCBであるエマニュエル・モズリーならびにキャメロン・サットンと契約し、セーフティ(S)C.J.ガードナー・ジョンソンを加え、ディフェンシブバック(DB)ウィル・ハリスと再契約している。

こうして、オクーダの場所は突然なくなってしまった。ファルコンズがこの機を生かし、3日目の指名権と引き換えに、ライオンズからフレッシュなスタートとチャンスを必要としている選手を獲得。一方のライオンズは現体制が選んだわけではない選手を放出し、残っていた518万ドルの保証金から自由になっている。

オクーダが加わるセカンダリーは、すでにこのオフシーズンにSジェシー・ベイツ三世というビッグネームを加えている。アトランタですぐに先発職を得ることは期待できないが、A.J.テレルの後ろでロースターに重要な厚みを加え、テレルの逆サイドの位置を33歳のベテランであるケイシー・ヘイワードと争うだろう。

アトランタにはオクーダの5年目オプションを有効にするかを考えるために、5月1日までの時間がある。現時点でそれは実現しそうにないが、ミシガン州の人々にとってはそれほど驚くべきことではないながらも、今回のトレードは相互に利益のあるものだったようだ。

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