バッカニアーズLBホワイトがトレード要請、チームにその意向はなし
2023年04月12日(水) 10:20プロボウルに選出されたタンパベイ・バッカニアーズのラインバッカー(LB)であるデビン・ホワイトが、愛馬--かつてロンバルディトロフィーと共にレイモンド・ジェームス・スタジアムを一周したあの馬--に乗って新天地へ赴くことを望んでいる。
『NFL Network(NFL Networkネットワーク)』のトム・ペリセロが現地11日(火)、ホワイトが先日にトレードを要請したと状況を知る人物の話を元に伝えた。ペリセロはさらに、バッカニアーズにはホワイトをトレードする意向はないとつけくわえている。
最初にこのニュースを伝えたのは『ESPN』のジェンナ・レインだった。
2019年ドラフトの全体5位で指名を受けたホワイトは、契約最終年であるルーキー契約の5年目オプションに入っており、報酬は1,170万6,000ドル(約15億6,439万円)が保証されている。
トレード要請の要因は、長期契約を確保できていないところにあるようだ。
タンパで過ごした4シーズンで、ホワイトはタックル283回、サック20.5回、ファンブルフォース6回、パスディフェンス15回、インターセプト1回を記録してきた。2021年にプロボウルに選ばれたものの、昨シーズンはバッカニアーズの守備陣の多くと同様に苦戦し、『PFF』によれば16回のタックルをミスして、キャリアハイとなるパサーレーティング120.5を相手に許したという。
トゥルメイン・エドモンズがシカゴ・ベアーズと4年7,200万ドル(約96億2,208万円)の契約を結んだ以外では、今オフシーズンのオフボールラインバッカーたちのマーケットは素晴らしいものとは言えない。その状況から、ホワイトの影響力も大きくはならないだろう。バッカニアーズには、今の段階で先発ラインバッカーを動かす理由がない。25歳のホワイトをトレードした場合、33歳のラボンテ・デービッドの横に大きな穴が生じることになる。デービッドは先月に1年契約でバッカニアーズと再契約している。
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