ニュース

契約の再構築ついて「欲張りたくなかった」とパッカーズRBジョーンズ

2023年04月13日(木) 11:34


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ジョーンズ【AP Photo/Matt Ludtke】

グリーンベイ・パッカーズのランニングバック(RB)アーロン・ジョーンズはフリーエージェンシーが始まる前に給料を削り、2023年には1,600万ドル(約21億3,008万円)だった金額が1,100万ドル(約14億6,443万円)に減る契約に合意している。

ジョーンズはパッカーズに残りたいという気持ちが決断する上で最も重要だったと現地11日(火)に記者団に話している。また、1シーズンに稼ぐ金額としてはジョーンズにとってこれでも最高額となるため、「減給」とは捉えていないとも述べた。

「ここは俺にとってホームなんだ」とジョーンズは『FOX 11』のコーディ・クラップに話している。「ロッカールームにいる選手は俺にとって兄弟のような存在だ。上層部の人たちは俺のことを信じてくれているし、ここに来てからそれはずっと変わらない」

「契約としても理にかなっていた。ランニングバックのマーケットではサンフランシスコ・49ersのクリスチャン・マカフリーが1,600万ドルから1,200万ドル(約15億9,792万円)に下がったり、大きな変動がある。俺は今までのキャリアで1,100万ドルも稼いだことがないから減給だとは思っていないし、これでも今までで一番の稼ぎだ。ランニングバックの中では2番目に高い金額で、マーケットとも合致している」

ジョーンズの2023年の現金支給額はRBの中で同率2位につけており、ニューオーリンズ・セインツのアルビン・カマーラとミネソタ・バイキングスのダルヴィン・クックもトップのマカフリーに次ぐ。ジョーンズの再構築された2年契約の平均額となる1,150万ドル(約15億3,134万円)はランニングバックの中で7番目に高いが、マカフリーの1,601万6,000ドル(約21億3,269万円)との差は大きい。

「欲張りたくなかった」とジョーンズはつけ加えている。「俺はチームプレーヤーだ。チームに貢献したいし、できるだけ多くの選手をこのチームに加えられるようにしたい。そのためにサラリーキャップに少しでも余裕を持たせる必要があるなら、俺は協力する」

ジョーンズの減額された契約は、各チームがこのポジションへの投資額を減らし続けている中で今年のオフシーズンのランニングバック市場の低迷を予感させるものとなる。ジョーンズは契約の見直しに同意するまでに熟考を重ね、長年にわたる卓越したプレーにもかかわらず、オープンマーケットで自分の価値を試すよりもパッカーズに留まることを優先し、より少ない金額で契約を結ぶことにした。

【R】