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ファルコンズが2023年に「本当に強い守備チーム」になると予想するDTジャレット

2023年04月13日(木) 14:15


アトランタ・ファルコンズのグレイディー・ジャレット【Kevin Sabitus via AP】

アトランタ・ファルコンズは長年続いているディフェンスの問題を解決したのだろうか。

今オフシーズン、新守備コーディネーター(DC)としてライアン・ニールセンを採用したファルコンズは、多くの新戦力も加えている。セーフティ(S)ジェシー・ベイツ三世と大型契約を締結したことに加え、もともとライバルのニューオーリンズ・セインツに所属していたディフェンシブタックル(DT)デービッド・オニエマータやラインバッカー(LB)ケイデン・エリスを手に入れ、プロボウルに6回選出された経歴を持つディフェンシブエンド(DE)カライス・キャンベルも迎え入れたファルコンズは、現地11日(火)にもトレードで元ドラフト全体3位指名選手のコーナーバック(CB)ジェフ・オクーダを獲得した。

こうした動きにより、長年チームに貢献してきたDTグレイディー・ジャレットはすぐにでも立て直しを図れると確信しているようだ。

チーム公式サイトによると、ジャレットは火曜日に「このチームが本当に強い守備チームになると想像している。根底では、オフェンスとディフェンシブラインのアップフロントが本当に強くなると思っている。つまり、それが俺たちを前進させてくれると思う」と語ったという。

ファルコンズはこの5シーズンで一度も、被得点あるいは被ヤードでトップ18位にランクインしていない。また、過去10年間で被得点および被ヤードで10位以内につけたのは1回(2017年シーズン)だけだ。

以前にもファルコンズはこうした状況に資金を投入したことがあり、前回は計画が失敗に終わっているが、今回はベテラン勢が加わったことにより、違った展開になると期待されている。

ジャレットは「デービッド・オニエマータのような選手が入ってくるのは素晴らしいことだ」と話しており、こう続けた。「カライス・キャンベルのようなリーダーを迎えるのはクレイジーなことだ。俺の2年目に(元DE)ドワイト・フリーニーが入ってきたときのことを思い出す感じ。カライスのようなゲームのレジェンドが来てくれたら、単純にみんなのレベルが上がるはずだ」

キャンベルとの契約は、このオフシーズンに注目を集めた――ベテラン選手の選択肢を踏まえると、キャンベルはより有力なチームと契約を結べたはずだが、スーパーボウルリングを追い求めるために彼が選んだチームはファルコンズだった。さらに、火曜日のトレードにより、ファルコンズはバックエンドでA.J.テレルと素晴らしいコンビを組む可能性があるオクーダを格安で手に入れている。

2023年NFLドラフトを15日後に控える中、ファルコンズは今後もディフェンスに戦力を追加するだろう。しかし、ファルコンズが守備面を改善するための基盤はついに整ったと言える。

【RA】