ペイトリオッツがQBトレース・マクソーリーと契約
2023年04月14日(金) 10:13クオーターバック(QB)の状況に不安が渦巻く中、ニューイングランド・ペイトリオッツが現地13日(木)にもう1人のシグナルコーラーを追加している。
木曜日、ペイトリオッツがQBトレース・マクソーリーと契約したことを発表した。
マクソーリーは先発の座を脅かす存在にはならないと見られており、2023年シーズンに向けてヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックが先発にQBマック・ジョーンズを指名することを拒否しているにもかかわらず、当面はジョーンズがその座に就くと予想されている。また、QBベイリー・ザップも先発候補となっている状態だ。
ボルティモア・レイブンズとアリゾナ・カーディナルスに所属してきたマクソーリーのNFLキャリアは、あまり刺激的なものではない。通算で9試合に出場(1試合に先発出場)してパス成功率51.6%、502パスヤード、タッチダウン1回、インターセプト5回をマークしている。身長約183cmのマクソーリーは機動力を生かしてガジェットプレーヤーとして起用されることがあるものの、プロレベルに通用するパサーとは見られていない。
ペイトリオッツには興味深いバックアッククオーターバックを追加してきた歴史がある。それは通常、ペイトリオッツ在籍時に元QBトム・ブレイディの控えとしてほとんどの時間を過ごした経験がある選手だった。ブレイディがタンパベイ・バッカニアーズに移ってから、ペイトリオッツはジョーンズやザップ、キャム・ニュートン、ジャレット・スティッドハム、ブライアン・ホイヤーなど、多くのパサーに目をつけている。大学時代にクオーターバックとしてプレーしていたジュリアン・エデルマンは引退前、臨時のパスを投げるガジェットプレーヤーとして起用されていたが、大部分はワイドレシーバー(WR)としての役割を果たしていた。
マクソーリーもまた、そのような形でラインアップに加えることができる選手になるかもしれない。そうでない場合は、時間が経つにつれてより良い選択肢へと成長するかを確認するためなら、デプスチャートの下位にいる選手を加えることもいとわないチームで、デプスを強化し、主にトレーニングキャンプで頼りにされる存在となるだろう。
【RA】