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チーフスQBマホームズが負傷した足首に関する最新情報を提供

2023年04月18日(火) 14:17


カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/Reed Hoffmann】

第57回スーパーボウルで優勝するまでは持ち堪えたものの、カンザスシティ・チーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズの足首は依然として万全な状態ではない。

現地17日(月)、マホームズは報道陣に対し、オフシーズンワークアウトで大きく制限を受けることはないものの、まだ本調子ではないことを認めた。

マホームズは「今はただ状態を管理し、可能な限り可動性を取り戻すことに注力している」と話している。「100パーセントの状態とは言わないけど、必ずしも制限を受けるわけじゃない。トレーニングの1週間に懸命に取り組んで、限界に挑戦し、リハビリを続けるけど、それと同時にまだ体作りを続けていることを確かめたいと思っているような状態だ。週末は少し痛むかもしれないけど、適切な限界まで追い込んだことで、今は投球とかそういうことが制限なくできるようになった」

「これからの数週間でもランニングやカッティングではまだちょっとした制限を受けると思うけど、今の状態には満足している。このまま限界に挑戦し続けて、シーズン開幕に向けて良い状態に持っていくつもりだ」

明るい側面としては、マホームズが今すぐフィールドに立つ必要がないことが挙げられる。また、過去に見舞われたつま先のケガとは異なり、現在抱えている足首の問題が長引くとは考えていないマホームズは次のように語った。

「今回の足首よりも、足首より下の部分の方がずっと深刻だったと言えるだろう。足首から下は手術してギプスをはめたことで、可動性がかなり低下した。だから、その次のシーズンに向けてはそれを克服しなきゃならなかった。足首に関しては、特にここ数週間でかなり改善できたと感じている」

「腫れに関しては、ようやく治まったし、数日間動いた後に感じていた痛みも今は感じていない。この数週間の改善を見ると、トレーニングキャンプを迎える頃には、まったく問題になっていないような予感がする」

「OTA(チーム合同練習)では引き続き取り組んでいく予定だ。特に、ものすごく走り回るわけではないから、レップスの制限とかはないと思うけど、それと同時に、リハビリのプロセスを続けていき、トレーニングキャンプを迎える頃には、すっかり調子を取り戻しているような状態にするつもりだ」

マホームズの最後のパフォーマンスは複数の要素から成り立つものだった。第57回スーパーボウルの後半で熱狂の巻き返しを導いたマホームズは、痛めた足首を使って大きなゲインを得ると、チーフスのウイニングフィールドゴールをお膳立てしている。紙吹雪が舞い始めるころには、マホームズはキャリア2度目のスーパーボウルMVPに選ばれ、キャリア2度目のロンバルディトロフィーを手にし、急速に伝説的な存在へと近づいていった。

その後、マホームズは2カ月の回復期間を送ってきた。健康面で以前の自分を取り戻したわけではないものの、時間はマホームズの味方だ。また、月曜日に本人が言っていたように、足のケガに関してはそれほど悪い状況ではないようだ。

今のところ、マホームズの足首の問題は深刻なものではないと考えていいだろう。

【RA/A】