スティーラーズがラムズWRロビンソンのトレードの最終まとめに
2023年04月19日(水) 08:54アレン・ロビンソンのロサンゼルス滞在は2023年シーズンまでおよぶことはない。
ロサンゼルス・ラムズとピッツバーグ・スティーラーズがロビンソンをピッツバーグに送るトレードのまとめにとりかかっている。現地18日(火)に『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話を元に伝えた。
スティーラーズはロビンソンの身体検査を行う許可を得ており、スティーラーズがその結果に満足した場合、元プロボウラーはピッツバーグに向かう見込みだとペリセロは述べている。
ペリセロが情報筋の話として伝えたところによれば、予想されている契約の一部として、スティーラーズは2023年のロビンソンのサラリーから500万ドルを支払い、ラムズが残る1,025万ドルを払うという。ラムズはロビンソンおよび2023年7巡目指名権(全体251位)と引き換えに、スティーラーズから2023年の7巡目指名権(全体234位)を獲得するとのこと。
ロビンソンは注目のフリーエージェントとして、ロバート・ウッズが去った後を埋めるだけではなく、クーパー・カップの逆のポジションをアップグレードすることを期待されつつラムズに加入した。しかし、そういった期待が現実のものになることはなく、ロビンソンはクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードとの関係を築くことに苦戦。さらにチームに故障者が続出したことで、ラムズの2022年のタイトル防衛の野望は潰えた。
2019年と2020年に連続して1,100ヤード超えのシーズンを過ごしたロビンソンは、2021年と2022年には合わせて749ヤード、タッチダウンキャッチ4回にとどまった。ロサンゼルスではシーズンあたりのヤード数が1試合しか出場しなかった2017年以降で最低の数字にとどまり、2022年は10試合で339ヤードとなっていた。
29歳(8月に30歳になる)のロビンソンの力がキャリアのこの段階で減退したのか、それともラムズでの生産性の低下は、安定性を欠いたオフェンスの中でスタッフォードに無視された部分が大きいのかは、疑問の生じるところだ。
ロビンソンはピッツバーグで新たなチャンスを得る。スティーラーズはQBケニー・ピケット時代の2年目を迎えており、若きシグナルコーラーと、そのQBが同じ2022年ドラフトで指名されたWRジョージ・ピケンズやベテランのディオンテ・ジョンソンらとの連携を深めていくことに期待している。ロビンソンはピッツバーグの攻撃陣における第3のオプションにおさまるだろう。核となる若きプレーメーカーたちの元に経験あるパスキャッチャーが加わるのは、歓迎されるはずだ。
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