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QBランスのトレードに関する問い合わせを受ける49ers

2023年04月20日(木) 08:51


サンフランシスコ・49ersのトレイ・ランス【AP Photo/Darryl Webb】

サンフランシスコ・49ersがかつてドラフト全体3位で指名したクオーターバック(QB)トレイ・ランスに関する問い合わせを受けている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地19日(水)に状況を知る人物の話をもとに伝えたところによると、49ersがランスのトレードの可能性を探っている複数のチームから問い合わせを受けているとのこと。

こうしたやりとりは49ers側が電話をかけるのではなく、かかってきた電話に対応することによって行われているとラポポートはつけ加えている。

カイル・シャナハンHC(ヘッドコーチ)率いるオフェンスで2022年ドラフト7巡目指名を受けたQBブロック・パーディーが先発候補となっている中で、各クラブがランスを獲得できる可能性を確認するのは驚きではない。安価でランスを手に入れられるとなれば、なおのことだろう。

2021年ドラフトの前に49ersは全体3位にトレードアップしてランスを獲得した。その際、3つの1巡目指名権を手放している。

ルーキー時代は6試合に出場し、2試合で先発を務めるなど控えめにプレーしていたランス。2022年はスターターとしてシーズン開幕を迎えたが、シーズン第2週に足首を負傷し、その後の試合を欠場している。

パーディーの台頭により、ランスのサンフランシスコでの将来が不透明になった。とはいえ、パーディーが肘を負傷していることはランスがトレードされる可能性に影を投げかけていると言えよう。49ersはパーディーのリハビリが今後も順調に進んでいくことを確認したいと思っているはずであり、トレードが目前に迫っているわけではないだろうとラポポートは言及している。

パーディーは6月まで投球を行えない予定であり、シャナハンHCは先月、パーディーがシーズン開幕までに復帰できない可能性もあるとも示唆していた。それにより、ランスをトレードする場合、そのタイミングは複雑になるだろう。

2023年シーズンに向けてランスとパーディーがケガに対処している中、49ersはオフシーズン中に保険としてQBサム・ダーノルドと契約を結んだ。

【RA】