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トレーニングキャンプ前にTEエングラムと長期契約締結に至ることを望むジャガーズ

2023年04月21日(金) 13:01


ジャクソンビル・ジャガーズのエバン・エングラム【AP Photo/Chris Carlson】

ジャクソンビル・ジャガーズはタイトエンド(TE)エバン・エングラムにフランチャイズタグを指定したものの、彼との関係が2023年以降も続くことを望んでいる。

現地20日(木)に行われたドラフト前記者会見の場で、ジャガーズのジェネラルマネジャー(GM)トレント・バールケはトレーニングキャンプ前にエングラムと長期契約を締結することを希望していると明かした。

「ああ、つまり、それが目標だ。これをやり遂げることが目標なのだ」と語ったバールケGMは「こういう交渉は常に・・・彼との契約を実現するという共通の目標にたどりつこうとしているだけなのに、プロセスを進めていく中で浮き沈みがあるものだ。私たちはその方向に進んでいると思うが、まだ目標にはたどりついていない。彼と長期契約を結ぶために努力を続け、それを実現できることを願っている」と続けている。

かつてニューヨーク・ジャイアンツからドラフト1巡目指名を受けたエングラムは、2022年シーズンにレシーブ数(73回)とレシーブヤード(766ヤード)でキャリアハイを更新し、4回のタッチダウンをマークした。ダグ・ペダーソンHC(ヘッドコーチ)のオフェンスにシームレスに適応したことで、エングラムはスペースでボールをキャッチし、自分の運動能力を生かすことができている。

昨オフシーズンにエングラムと900万ドル(約12億0,514万円)の1年契約を締結したジャガーズは、エングラムに1,134万5,000ドル(約15億1,914万円)相当のフランチャイズタグを使用。複数年契約を締結する場合は7月17日(月)までに契約をまとめなければならない。

エングラムはオフシーズン中にすでに、可能であれば長期契約でチームにとどまりたいと話している。

両者がお互いの関係を大切にしていることから、オフシーズン中に契約が成立する可能性はあるだろう。

エングラムはルーク・ファレルやゲリット・プリンスを含む、ジャガーズのTEルームを率いている。今年のドラフトに有望なタイトエンドの候補生がそろっていることから、ジャガーズがデプスを強化するためにドラフトの後半でタイトエンドを指名する可能性はあるが、バールケGMは2023年NFLドラフトの開幕を1週間後に控える中で、必ず手に入れたいものとしてタイトエンドを挙げてはいない。

木曜日、バールケGMは「そのルームを強化し、可能な限り強くすることを目指している。ルームに選手を追加することが絶対に必要だとは思っていないが、もしそのような機会があれば、そうするだろう」とコメント。

ディフェンスとオフェンシブラインの補強を必要としているジャガーズは、ドラフトの早い段階でタイトエンドを指名することはないかもしれないが、ペダーソンHCはドラフト後半にせよ、ドラフト外フリーエージェントにせよ、これからの数カ月でTE陣に厚みを持たせるつもりだと話している。

「ドラフトで獲得するにしても、フリーエージェントやトレード、あるいはそういう類のもので獲得するにしても、私は常にタイトエンドルームを可能な限り最高なものにしようとしてきた」と強調したペダーソンHCは「エバン、ルーク、ゲリットの3人でも強いルームだと思っているし、もちろん、彼らをキャンプに連れて行って競争させることになるだろう。若手選手も2人いるが、私たちはそうした選手にも高い期待を抱いているし、彼らもそれを分かっている」と続けた。

【RA】