QBロジャースをめぐるトレード交渉に再び取り組むジェッツとパッカーズ
2023年04月24日(月) 08:512023年NFLドラフトの開幕まで1週間を切っている中で、ニューヨーク・ジェッツとグリーンベイ・パッカーズは早くトレードを実現させたいと願っているようだ。
ジェッツとパッカーズが最近、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースをめぐるトレード交渉に再び取り組んでいると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地23日(日)午後に情報筋の話を元に報じている。
契約締結が目前に迫っているわけではないが、少なくとも両チームは話し合いを進めており、今週中に契約が成立することを望んでいるようだとラポポートはつけ加えた。
ドラフトを間近に控えた絶好のタイミングで、今回のニュースは飛び込んできている。現在、パッカーズが合計で10の指名権を保持している一方で、ジェッツは6つの指名権を確保している状態だ。ジェッツは全体13位、42位(クリーブランド・ブラウンズから獲得)、43位の指名権を保有している。ジェッツが持っている指名権のうち1つあるいは2つが、ロジャースの取引に絡んでくる可能性が高い。
39歳のロジャースはパッカーズでの18シーズンでプロボウルに10回選出されている。AP通信MVPに4度輝き、第45回スーパーボウルのチャンピオンにもなったロジャースは、今年3月に2023年シーズンはニューヨークでプレーする意向だと明かしたが、それ以降、各陣営はともにこの話題にほとんど触れてこなかった。
ジェッツとパッカーズに関する話題に火種が生まれたのはパッカーズのマーク・マーフィー社長がロジャースのトレードに関して「それに踏み込むことはできない」と発言した数週間前が最後だ。
今月、ジェッツのジェネラルマネジャー(GM)ジョー・ダグラスは2023年シーズン開幕前にロジャースがニューヨークに「来ることになる」と言い、ロジャースの状況について前向きな見通しを示している。
ロジャースの契約が今週にも成立しようとしている中、ジェッツとパッカーズはドラフト前――それがかなわなければ、ドラフト中――に合意に達する可能性があると言えよう。
【RA】