驚きには値しないことだが、シンシナティ・ベンガルズがクオーターバック（QB）ジョー・バロウの5年目オプションを有効にすると『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが現地25日（火）に情報筋の話を元に報じた。

その後、チームは正式にこのニュースを発表している。

チームは火曜日に出した声明で「これは過程に沿った機械的なステップであり、ベンガルズの一員としての長期的な将来を確保するために、ジョーおよび彼の代理人と共に引き続き取り組んでいく」と述べた。

バロウはタンパベイ・バッカニアーズのオフェンシブタックル（OT）トリスタン・ワーフスやマイアミ・ドルフィンズのQBトゥア・タゴヴァイロア、ダラス・カウボーイズのワイドレシーバー（WR）シーディー・ラム、ミネソタ・バイキングスのWRジャスティン・ジェファーソンと並び、2020年NFLドラフト1巡目指名を受け、これまでに5年目オプションを行使された選手となっている。各チームは5月2日（火）までに2020年ドラフト1巡目指名選手のオプションを行使することが可能だ。

ルーキーシーズンに見舞われた深刻な膝のケガから完全に復活した後、バロウは過去2シーズンにシンシナティで夢のような時間を過ごしている。現在26歳のバロウは2021年にブレイクアウトを果たし、4,611パスヤード、タッチダウン34回（インターセプト14回）を記録。パス成功率（70.4％）ではリーグトップの成績を残した。そして、ベンガルズを第56回スーパーボウル出場へと導いている。

『Over The Cap（オーバー・ザ・キャップ）』によると、キャリアハイとなる35回のタッチダウンをマークし、2年連続でチームをAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）タイトル戦に導いた2022年シーズンに初めてプロボウルに選出されたバロウは、2024年に2,950万ドル（約39億4,527万円）を受け取ると見積もられるとのこと。

ベンガルズが次に取り組む仕事は、長期契約によってしばらくの間、自分たちのスタークオーターバックを確保することだ。現在はフィラデルフィア・イーグルスのQBジェイレン・ハーツが長期契約を手に入れた最新のQBとなっている。ハーツは5年2億5,500万ドル（約341億0,753万円）の契約延長にサインし、年平均額でリーグ記録を更新した。

バロウは今後、そうした記録を塗り替える可能性があると言えよう。

【RA】