LBホワイトをトレードする可能性を否定するバッカニアーズHCボウルズ
2023年04月26日(水) 10:15タンパベイ・バッカニアーズのラインバッカー(LB)デビン・ホワイトは今オフシーズンにトレードを要請しているが、チームにはそれを実行するつもりが全くないようだ。
バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズは現地24日(月)、チームは2023年にホワイトを先発に据えることを計画しているというジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトの発言に同調した。
『Tampa Bay Times(タンパベイ・タイムズ)』のリック・ストラウドによると、ボウルズHCは“Arians Family Foundation(エリアンス・ファミリー基金)”のイベントで「ジェイソン・リヒトが言ったように、彼にはもう1年いてもらう。それについては話し合った。彼をトレードしないと確信しているし、そこから先に進むつもりだ。今はオフシーズンだから言えることはないし、シーズンが開幕したときに彼が出場してくれることを期待している」と述べたという。
ボウルズHCが最も明確なホワイトの支持者の1人であったことを踏まえると、ホワイトのトレード要請は半ば意外な動きだったと言えよう。他のコーチであればポジションに変更を加えたり、ホワイトの出番を減らしたりしたであろう苦しい時期でも、ボウルズHCは昨シーズンを通してホワイトを起用し続けていた。
2019年ドラフト全体5位指名を受けてNFL入りしたホワイトは、ルーキー契約の最終年を迎えており、2023年には1,170万6,000ドル(約15億6,411万円)相当の5年目オプションが行使される。25歳のホワイトは新契約を望んでおり、それゆえにトレードを要請したのだ。
ホワイトが6月に実施される参加必須のミニキャンプに合流すると予想しているか、はたまた罰金を科されることになっても7月のトレーニングキャンプをホールドアウトすると予想しているか、と質問されたボウルズHCは、ホワイトの計画はよく分からないと答えている。
「それは彼次第となるが、私たちはここにいるメンバーを指導する」とコメントしたボウルズHCはこう続けた。「今は良いメンバーがそろっていて、みんなが参加してくれるのはうれしいと思っている」
「現状では何も起こっていない。今はオフシーズンですべて自主参加だから、現時点で話すことは本当にない。だが、参加必須になってシーズンが始まれば、そのときにお話しすることができるだろう」
バッカニアーズの元HCであり、現在はリヒトGMのシニアアシスタントを務めているブルース・エリアンスは、ホワイトに対して率直なアドバイスを送った。
「戻ってきて稼ぎなさい。そこにあるのだ。稼ぎに行きなさい。それしか言いようがない」とエリアンスは語っている。
【RA】