ラムズからトレードされたスティーラーズWRロビンソン「まだまだフットボールで活躍できる」
2023年04月26日(水) 11:40ロサンゼルス・ラムズからピッツバーグ・スティーラーズにトレードされたワイドレシーバー(WR)のアレン・ロビンソンは、3年間で3チーム目に移籍することになった。
29歳のロビンソンは2019年と2020年のシーズンに1,000ヤードの大台をマークしているが、それ以降は結果を残すのに苦戦しており、過去2シーズンはいずれも1,000ヤードを大きく下回っている。ラムズでの初シーズンとなった昨年は10試合に出場してキャッチ33回で339ヤードとタッチダウン3回という記録に終わった。
ロビンソンは全盛期を過ぎたという周囲の見方もある中、ベテランレシーバーのロビンソンはスティーラーズに加入することで若返ったという。
「俺はまだまだフットボールで活躍できる」とロビンソンは現地24日(月)に話している。「去年プレーした10試合でやれたことにはすごく満足している。残念ながら、思っていたほど機会は与えてもらえなかった。それでも、フットボール選手としてのルートランの能力やレッドゾーンでプレーに絡めること、第3ダウンでそういったことができるという点に関しては去年の自分は良くやったと思っている」
ロビンソンはラムズのオフェンスになじむことはなかった。クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードがターゲットとしてWRクーパー・カップを好んだことでロビンソンは後回しにされた。その上、ロビンソンは数少ないチャンスで何度か失敗してさらにチャンスを減らし、多くのラムズの選手と同じようにケガによってシーズンを終えるまで負の連鎖に陥っていた。
昨年にラムズで過ごした時間についてロビンソンは「自分がフォークだとしたら、大半の時間をスプーンとして使われるのは嫌だろう」と皮肉を放っている。
シカゴ・ベアーズとラムズでの活躍がロビンソンの負傷と生産性の低さによって終わったことを考えると、彼が3番手以上のオプションになれるという期待はほとんどの人が捨てている。だが幸運なことに、スティーラーズが求めているのはまさにその3番手で、チームはディオンテ・ジョンソンとジョージ・ピケンズに続くやる気に満ちたベテラン選手をWR陣に必要としている。
「若いレシーバーに囲まれていると自分も若いままでいられる気がする」とロビンソンは言う。「実は今回、キャリアで初めて最年長のレシーバーになるんだ。まだ29歳だけど。俺だってまだいろいろと学んでいるところだ。楽しみにしている。離れたところから彼らを見ているだけでも、良いグループだということは分かる。才能ある選手たちだ」
「フィールド上でもフィールド外でも俺はいろいろな状況を経験してきたから、それを活かして彼らの力になれるはずだ。若いチームメイトたちにできるだけ多くの知識を与えたいと思っている。10年目を迎えて、このリーグでベテランとしてプレーできるようになった今、フィールド上でもフィールド外でも得た多くの知識が自分のキャリアに役立ってきたと思っている。俺はそれを伝えることを常に楽しみにしている」
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