パッカーズやグリーンベイの街に心からの感謝と別れを伝えるQBアーロン・ロジャース
2023年04月26日(水) 12:22ニューヨーク・ジェッツへのトレードという待望のニュースがようやく流れた翌日、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースはキャリア最初の18年間を過ごしたパッカーズとグリーンベイの街に心からの感謝の言葉をつづった。
数日中にニューヨークへの移動が予想される中、ロジャースは『Instagram(インスタグラム)』を通して、グリーンベイでの輝かしい在籍期間に関わったすべての人々に長い別れの手紙を書いた。彼の言葉には、ドラフトされた時など、彼のキャリアにおける主要な瞬間の写真や、マーセデス・ルイス、ランドール・コブ、メイソン・クロスビーなど、主要なチームメイトや友人とのスナップショットが添えられていた。
ロジャースは「パッカーズ、素晴らしいファン、ウィスコンシン州、これまでに出会ってきた何千人もの選手、組織で働く素晴らしい人々、そしてその過程で出会うことができた素晴らしい人々に抱く感謝の気持ちを、10枚の写真を添えた1つの投稿で完全に表現することは不可能だと思うけど、これを読んで、”グリーン&ゴールド”での時間について愛と喜びと平和に満ちた俺の心や魂を感じてもらえればうれしい」とコメントしている。
ロジャースは2005年ドラフトの全体24位で指名され、2008年シーズンにはシーズンを通してパッカーズの先発QBとなり、第45回スーパーボウル優勝、プレーオフ進出11回、4度のNFL MVP受賞など、歴史あるフランチャイズにおいて新しい時代を作った。
ロジャースは12番を着て過ごした年月を振り返り、約20年間同じチームで過ごしたことは、実質的にパッカーズという組織と共に“成長”したことを意味し、その間に多くの忘れられない経験をしてきたと語っている。
「グリーンベイで育ち、21歳でドラフトされ、このゲームに夢中になり、生涯の友に出会い、一生ものの思い出を手に入れた」とロジャースは言う。
ロジャースは自分をドラフトした故テッド・トンプソン元ジェネラルマネジャー(GM)、共に時間を過ごしたヘッドコーチ(HC)であるマイク・マッカーシーとマット・ラフルアー、CEOのマーク・マーフィー、GMのブライアン・グーテクンストなど、自分のキャリアに影響を与えたパッカーズの組織の複数のメンバーへの感謝を述べた。
ロジャースのニューヨークへの移籍は、関係者にとって必ずしも迅速かつ容易なプロセスではなかったが、最終的に元のチームへの悪意を残すものではなかったようだ。ロジャースは友人やファンに対して、パッカーズとグリーンベイの街を常に愛していること、そして、去るとはいえ、まだ永遠の別れではないことを強調し、メッセージを締めくくった。
「ファンのみんな、ありがとう! みんなはスタジアムのトンネルを抜けるたびに、ホームゲームのたびに魔法をかけてくれたし、みんなのQBでいられるのは光栄なことだった。チームメイトのみんなを愛しているし、フィールド内外で俺たちを近づけてくれた瞬間に感謝している。伝説の選手とプレーし、友人とプレーし、俺を信じ、常に俺の背中を押してくれてありがとう」
「これは俺たちの終わりではない、またグリーンベイで会おう。みんなが、常に俺の心の中にいるんだ」
【AK】