OTウィリアムスがトレードを要請も、残留を期待するベンガルズOTコリンズ
2023年04月26日(水) 13:15シンシナティ・ベンガルズは今オフ、長期的に活躍を期待するレフトタックル(LT)としてオーランド・ブラウンとフリーエージェント(FA)で契約した。この動きにより、元1巡指名のオフェンシブタックル(OT)ジョナ・ウィリアムスも動くことを強いられている。
計画では、ベンガルズはウィリアムスをレフトタックルからライトタックル(RT)にシフトする予定だった。その代わり、25歳の彼はこの町から移動することを希望している。ウィリアムスはブラウンとの契約が成立した後、すぐにトレードを要求した。
ベンガルズはオフェンシブタックル(OL)を交換するつもりはないと過去数週間で数回主張し、ウィリアムスのトレードについてのすべての質問に反論している。ヘッドコーチ(HC)のザック・テイラーは先月、ウィリアムスは確かにオフシーズンに不満を漏らしていたが、 彼がRTに移動することを期待していると話した。
ウィリアムスはトレードされないという話は、ロッカールームにまで伝わっている。昨シーズン、ライトタックルで15試合に出場した後、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂に見舞われたラエル・コリンズは、ウィリアムスの要求に関する質問を一蹴した。
コリンズはチームの公式サイトでジェフ・ホブソンに対して「ジョナは大丈夫だ。彼はとんでもないNFL選手だ。彼は1巡目指名でやり遂げたんだ。ジョナは、彼のようなタイプの選手は、世界中のすべての信頼を得ている。ここにいる選手たちは皆そうだ。俺にとっては、彼がいるから俺たちはもっと良くなるし、チームに奥行きが出てくるし、深みがでるし、止まらないんだ」とコメントした。
コリンズがシーズン終盤に負傷したことで、2023年シーズン開幕の戦列復帰があやしくなっている。そのため、ベンガルズはウィリアムスが最終的にポジション移動を承諾するだけでなく、ジョー・バローの前で活躍することを期待している。
ウィリアムスは新人契約の5年目、最終年である2023年に1,260万ドル(約16億8,437万円)を稼ぐことが決まっている。このコストと昨シーズンのまあまあなプレーを考えると、ベンガルズがトレードの見返りとして多くの補償を得ることはないだろう。ウィリアムスはベンガルズにとって、他のどのクラブよりも価値があるのだ。
しかし、もし彼がトレードされるとしたら、今週が最も理にかなっている。なぜなら、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区のチャンピオンとして、2023年に再度目標を深追いするためのドラフト資金を、トレードによって追加する機会になるからだ。
【AK】