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全体1位で指名する選手について「意見の一致が得られた」とパンサーズHCライク

2023年04月26日(水) 13:48


カロライナ・パンサーズ【NFL】

カロライナ・パンサーズは2023年NFLドラフトで全体1位指名する選手についてチーム内で意見が一致しているものの、ヘッドコーチ(HC)のフランク・ライクはその秘密を漏らす準備をまだしていないようだ。

現地25日(火)、ライクHCは報道陣に「それは木曜日の8時ごろに発表する」と話している。

先週、ジェネラルマネジャー(GM)スコット・フィッタラーは全体1位指名する選手について最終決定は下してないと示唆していた。しかし、ライクHCとフィッタラーGMは月曜日に話し合い、その決断を確固たるものにしている。

「昨日、あるタイミングで彼が私のオフィスにやってきて質問をしてきた」と明かしたライクHCは「それはある種のプロポーズのようだった。そして私はイエスと答えた(笑)。意見の一致が得られて、私たちはワクワクしている」と続けている。

リーグ全体の予想では、アラバマ大学のQBブライス・ヤングがパンサーズから全体1位指名を受けるとされているが、パンサーズはドラフトのプロセスを通じて有力なQB候補全員と面談している。

ライクHCは「プロセス中、満ち引きがあった」と振り返っている。「急激な心境の変化があったとは言わないが、選手を気に入る気持ちには満ち引きがあった。だからこそ、早く決めてしまいたいという誘惑に抵抗する必要があるのだ。だから、私たちはスカウティングスタッフやコーチとして、その罠にはまらないようにうまくやったと思う。ただ、ありのままを受け止める。一日一日をそのまま受け入れる。訪問を受け、映像を見る。プロセスを踏む。評価し続け、話し合い続ける、というようにね」

パンサーズが先月、全体9位指名権を含むパッケージと引き換えに全体1位指名権を手に入れた後に、スカウト担当者がコーチングスタッフにQB候補について共有するようになったことで、今回の選択が明確になっていったと述べたライクHCは、次のようにコメントしている。

「私たちは皆、早くから意思を持っていたと思う。今言ったことを完全に繰り返すわけではないが、徐々に確信が生まれていったのだと思う。スカウト担当者が先に動いていたからこそ、私たちもコーチとして徐々に確信を持てるようになった。スカウト担当者は私たちより先に立ち、自分たちの仕事をすべてすでに済ませていた。だから、掘り下げていくうちに、私たちはゆっくりだが間違いなく確信を持てるようになっていった」

そうした確信がどのような判断に結びついたかは、アメリカ東部時間27日(木)20時【日本時間28日(金)9時】にミズーリ州カンザスシティから中継で世界に伝えられる予定だ。

【RA】