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2023年のトップWRはシーホークス全体20位指名のジャクソン・スミス・インジグバ

2023年04月28日(金) 13:21

シアトル・シーホークスからドラフト指名を受けたオハイオ州立大学のジャクソン・スミス・インジグバ【AP Photo/Jeff Roberson】

シアトル・シーホークスは2023年NFLドラフトにおいて、自分たちが持つ最も高順位の指名権でディフェンスを強化した。ピート・キャロルHC(ヘッドコーチ)率いるチームは2回目の1巡目指名でクオーターバック(QB)ジーノ・スミスのためにプレーメーカーを獲得している。

シーホークスが全体20位でオハイオ州立大学のワイドレシーバー(WR)ジャクソン・スミス・インジグバを指名した。

スミス・インジグバは2023年ドラフトで最初に指名されたワイドレシーバーとなっている。

身長約185cmのスミス・インジグバはすぐにNFLで通用するような、洗練されたルートランニング能力や競り合いながらキャッチを決める優れた能力を備えている。

オハイオ州立大学とユタ大学が48対45という熱戦を繰り広げた2022年のローズボウルで、キャッチ15回、347ヤード、タッチダウン3回を記録するという素晴らしい活躍をしたスミス・インジグバは、多くの人々の予想通り、1巡目で指名を受けた。この試合はコロンバスの外にあるフットボール界にスミス・インジグバの存在を知らしめるきっかけとなっている。2022年ドラフトに向けて準備するために欠場したクリス・オレーブおよびギャレット・ウィルソンの代わりに出場したスミス・インジグバは、そこで見事なパフォーマンスを発揮し、オハイオ州立大学のオフェンスがトータルで683ヤードを稼ぐのに貢献した。

その試合はスミス・インジグバにとってもオハイオ州立大学でのキャリアで最も大きな見せ場となっている。ハムストリングの負傷によって翌シーズンに3試合しか出場できなかったスロットレシーバーのスミス・インジグバは、できることが限られていたことから今年のドラフトに向けた準備を早めに進めていた。大事をとるという決断を下したことが功を奏し、NFLスカウティングコンバインおよびオハイオ州立大学のプロデーで十分なパフォーマンスを発揮したスミス・インジグバは、今回のドラフトにおける最高のレシーバーとしての地位を確立した。

シーホークスはドラフト1巡目指名権を費やして、スミス・インジグバがフットボール界に見せつけた能力を買っている。最終シーズンではほとんどプレーすることができなかったスミス・インジグバだが、それ以前にはオールアメリカンやオールビッグテンのサードチームにも選出されている。

スミス・インジグバはD.K.メットカーフやタイラー・ロケットを擁する強力なWR陣に加わることになった。彼はスロットからプレーできる能力を武器に、このWR陣に完ぺきにフィットし、ダイナミックなトリオを形成するはずだ。

2021年ドラフト2巡目でWRドゥウェイン・エスクリッジを指名したシーホークスは、3番手WRを見つけようとしてきた。スミス・インジグバはフィールド全体にボールを分散させる能力をスミスに与える即戦力となるだろう。

【RA】