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ビルズがTEダルトン・キンケイドを指名、ジャガーズとのトレードで全体25位に

2023年04月28日(金) 13:31

バッファロー・ビルズからドラフト指名を受けたユタ大学のダルトン・キンケイド【AP Photo/Rick Bowmer, File】

バッファロー・ビルズが現地27日(木)の夜にジャクソンビル・ジャガーズとトレードを行い、2023年NFLドラフトの全体25位でユタ大学のタイトエンド(TE)ダルトン・キンケイドを指名した。

ビルズはキンケイドを指名するために、全体27位指名権と4巡目全体130位の指名権をジャクソンビルに送っている。

今季ドラフトの他のタイトエンドとは異なり、キンケイドの一番の強みはパスゲームにある。5年間の大学キャリア――サンディエゴ大学でスタートした後、ユタ大学に移行――が、生産性の高いパスキャッチャーとしてのキンケイドの能力を表している。キンケイドは5シーズンを通してキャッチ175回、2,623ヤード、タッチダウン35回を記録。ユタ大学でのラストシーズンである2022年にはキャリアハイのキャッチ70回、890ヤード、タッチダウン8回をマークした。

キンケイドは4年時にオールPac-12のファーストチームとオールアメリカンのサードチームに選ばれている。それらの栄誉は、過去2シーズンの双方で8回以上のタッチダウンキャッチをマークした唯一のフットボールボウルサブディビジョンのタイトエンドというキンケイドにふさわしいものだ。

身長193.0cm、体重111.6kgのキンケイドは大柄のレシーバーであるかのようにプレーし、流れるようにルートを走り、カレッジフットボールの中でも最も確実性の高いキャッチを披露していた。その運動能力からラインバッカーたちとの間にミスマッチを作り出すこともでき、オープンになって、自分のキャッチ範囲に投げられたほぼすべてを捕まえることのできる天性の能力を有している。『NFL.com』のランス・ズアーレインはキンケイドをアリゾナ・カーディナルスのタイトエンド(TE)ザック・アーツにたとえている。評判どおりの力が発揮できれば、キンケイドはビルズの優れた戦略になるだろう。

マンカバレッジを突破するキンケイドの能力は、特にビルズが必要としていたレッドゾーンの強化という部分でフィットするだろう。

ビルズのタイトエンドルームでドーソン・ノックスに合流するキンケイドは、チームがフォーメーションを動かす上でのチェスの駒になる。

今回の指名によって、クオーターバック(QB)ジョシュ・アレンにはステフォン・ディッグス、ゲイブ・デービス、ノックスと並ぶ新たな武器が加わる。ニューヨーク西部で、富めるものがさらに富を築き上げているようだ。

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