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ペイトリオッツQBジョーンズの周りには「武器がそろっている」とWRスミス・シュスター

2023年05月03日(水) 17:30


カンザスシティ・チーフスのジュジュ・スミス・シュスター【AP Photo/Ashley Landis】

3月にニューイングランド・ペイトリオッツと契約したワイドレシーバー(WR)ジュジュ・スミス・シュスターは新しい場所とチームになじみつつある。

オフシーズン前の大きな疑問の1つは、クオーターバック(QB)マック・ジョーンズが果たしてQB1になるのかということだった。ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックが先発としてジョーンズを選ぶのか、それともベイリー・ザップを選ぶのか――あるいはペイトリオッツが別のQBを追加するのかについて議論が巻き起こった。しかし、全てがジョーンズの先発を示唆するようになった今では、誰が彼をサポートするのか、そしてペイトリオッツにAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区で戦えるだけの火力があるのかが新たな疑問として広がりつつある。

これについてスミス・シュスターは自分の新QBの周りにはチームの勝利に貢献できる十分なメンバーがそろっていると考えているようだ。

「そりゃもう、もちろんだ。間違いない。十分そろっているよ」と現地2日(火)、スミス・シュスターは記者団に話した。「フィールドを駆け抜けることができる連中がそろっている。いろんなことができる連中がそろっている。ここのオフェンスのクレイジーなところは、両方をプレーできる人たちがいるところなんだ。ここに来るまで俺は知らなかった。レシーバーにもなれて、バックフィールドでもプレーできる。すごく多様な武器がそろっているんだ。そのおかげでマックは自在にプレーすることができる」

ペイトリオッツのワイドレシーバー陣にはスミス・シュスターの他に、ケガが不安要素のデバンテ・パーカー、プロ経験6年のケンドリック・ボーン、2年目のスピードスター、タイクアン・ソーントンがいる。

チームでの最初のシーズンに4試合を欠場したパーカーは2022年に31回のレシーブで539ヤード、タッチダウン3回の成績を残した。27歳のボーンはというと、2021年にキャッチ、獲得ヤードとタッチダウンでキャリアハイを記録する爆発的なシーズンを過ごしたはずが、その生産力はどういうわけか低下してしまった。ワイルドカードではあるものの、ボーンが2021年の調子を取り戻すことができれば、彼はペイトリオッツのXファクターになれるだろう。2022年のNFLドラフトで全体50位指名を受けたソーントンは、レギュラーシーズン前に骨折した鎖骨を修復するための手術を受けて、シーズンの多くをサイドラインで過ごした。スミス・シュスターは第57回スーパーボウルの覇者であるカンザスシティ・チーフスで16試合をプレーし、78回のレシーブで933ヤードとタッチダウン3回を挙げている。

パーカーとスミス・シュスターが攻撃面でジョーンズの最も強力な武器になるのはほぼ確実だが、チームは2023年NFLドラフトでもワイドレシーバーを取っている。ルイジアナ州立大学のケイショーン・ブートとリバティ大学のデマリオ・ダグラスが6巡目で指名されており、どちらもプレシーズンで印象を残すことができれば、2023年に大きな活躍ができるかもしれない。

2年目に1,040ランヤードとタッチダウン5回をマークしたランニングバック(RB)ラモンドレ・スティーブンソンもチームの力になる。攻撃で優れたスキルを発揮したデュアルスレットRBのスティーブンソンは、2022年にチームの首位ラッシャーと首位パスキャッチャーに輝いている。

ニューイングランドはさらに、2021年から在籍しているハンター・ヘンリーのパートナーとして元マイアミ・ドルフィンズのタイトエンド(TE)マイク・ゲシッキと契約した。両TEはジョーンズの主要ターゲットとなるはずだ。ジョーンズも先発の座を維持したければ、いいところを見せなければならない。

何があろうと、スミス・シュスターは彼のQBを信頼しており、ジョーンズが3年目のニューイングランドで実力を発揮すると大いに期待している。

「マックの実力は天井知らずだ」とスミス・シュスターは言う。「これだけのメンバーと多くの武器があれば、面白い1年になりそうだ」

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