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スミスをLT、テイラーをRTとしてOTAを開始するとチーフスHCリード

2023年05月09日(火) 14:02


タンパベイ・バッカニアーズのドノバン・スミス【AP Photo/Michael Ainsworth】

今年3月、カンザスシティ・チーフスは先発レフトタックル(LT)に据える計画のもと、ジャワーン・テイラーと4年8,000万ドル(約108億0,208万円)の契約を結んだ。その計画は2カ月足らずで変わりつつある。

チーフスは先週、メインのレフトタックルとしてベテラン選手のドノバン・スミスを獲得。それにより、ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは現地8日(月)、スミスをレフトタックル、テイラーをライトタックル(RT)としてOTA(チーム合同練習)を開始するつもりだと述べた。

リードHCはスミスについて「彼はハイレベルなレフトタックルだった。去年は負傷していたが、その前の年はリーグでもトップクラスのレフトタックルだった。彼と対戦する機会が何度かあって、この目で彼のことを見てきた。優秀なフットボールプレーヤーだ。彼はたぶんレフトサイドにいることになるだろう」と話している。

また、リードHCはテイラーについて「ああ、私たちは彼を右に動かすつもりだ」とつけ加えた。

まだオフシーズンの早い段階であることを踏まえ、リードHCは現時点のポジションはあくまでもOTAの開始時におけるものだと指摘し、シーズンが近づくにつれてブロッキングの編成を変える可能性を残している。

両選手の経験を考慮すると、それは理にかなっていると言えよう。

ジャクソンビル・ジャガーズで過ごした4年間で、テイラーはレフトタックルとして合計22回のスナップでプレーしている。それはすべて2022年シーズンでのことであり、そのほとんどがビッグパッケージでの参加だった。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス/PFF)』によると、スミスはタンパベイ・バッカニアーズで過ごした8シーズンで、レフトタックルとして124試合に先発出場しており、ライトサイドでのスナップに参加したことは一度もないという。

オーランド・ブラウンと長期契約を締結できなかったチーフスは、テイラーと大型契約を結ぶことで方針転換し、彼をレフトタックルにするという計画を公にしていた。しかし、OTAが始まる前にすでにスーパーボウル王者の筋書きは変わっている。

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