2023年にカウボーイズ攻撃陣の“限界を定めることはできない”とWRラム
2023年05月10日(水) 10:16ダラス・カウボーイズは今オフシーズンにワイドレシーバー(WR)ブランディン・クックスをトレードで獲得することで、新たなプレーメーカーを必要としていたオフェンスに爆発的な要素を加えた。
フィールドを広げる武器が加わったことで、WRシーディー・ラムはカウボーイズが2023年に止められない存在になると信じている。
チーム公式サイトによると、ラムは先週に「俺たちの限界を定めることは本当にできない。お察しの通り、俺たちはどこからでも得点できる。正直に言うとね。俺たちはただ、すべてをうまくまとめなきゃいけないだけだ」と話していたという。
ひょっとすると、ランゲームをより多く展開することを計画しているというマイク・マッカーシーHC(ヘッドコーチ)の主張が、彼らを制限することになるのかもしれない。プレーコールを担当する予定のマッカーシーHCはオフシーズンの間、ポストシーズンに成功を収めるための方法はランゲームにより重きを置くことだと述べることに専念してきた――その間、カウボーイズが長年チームに貢献してきたランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットをカットした上に、トニー・ポラードがケガからの復帰を目指している途中でありながら、バックフィールドへの目立った補強が身長約165cmのディース・ヴォーンをドラフト6巡目で指名するというものだけだったにもかかわらずだ。
一方、クックスはパスゲームにおいて信頼できるターゲットになり、クオーターバック(QB)ダック・プレスコットに大きな影響を与える可能性がある。キャリアで6度1,000ヤードを突破しているスピードスターはラムを補完する理想的な存在だ。ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂してから1年が経ったWRマイケル・ガラップが本来の調子を取り戻せば、このトリオはNFLで最も危険な存在になりうる。
プレスコットはクックスの加入でレシーバールーム全体が強化されたと指摘した。
「彼が現れた瞬間、ワークアウトの様子やドリルからドリルへの身のこなし、ワークアウト前後の体のケア方法とか、あのスピードを持つためにやっていることをただただ見ていた」と語ったプレスコットは「彼に投げるときは、それがひときわ目立つ。彼のスピードは他の多くの選手とは別格だ。すでにシーディーや若い選手たちをサポートし、コーナーバックとしてプレーしてルートランニングの細かいニュアンスを教えてくれている。俺にとっても、ルームにとっても、それは大きな意味を持つことになる」と続けた。
昨季、ラムはキャッチ107回で1,359ヤード、タッチダウン9回をマークしている。カウボーイズで次に優秀な成績を残したワイドレシーバーはノア・ブラウンで、その成績はキャッチ43回で555ヤード、タッチダウン3回というものだった。2023年における目標の1つは、その大きな差を縮めることだろう。
【RA】