QBパーディーがトレーニングキャンプまでに復帰することを期待する49ersのシャナハンHC
2023年05月12日(金) 13:21今年3月、サンフランシスコ・49ersのヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンはクオーターバック(QB)ブロック・パーディーの復帰がシーズン初戦に間に合わない可能性があり、第1週から遅ければ第4週になるかもしれないと述べ、一部の人々を驚かせた。
現地10日(水)に行われた『Dwight Clark Legacy Series(ドワイト・クラーク・レガシー・シリーズ)』のイベントで、シャナハンHCは肘の手術を受けてから回復を目指しているパーディーについて、以前よりもポジティブな情報を提供している。
『The Athletic(ジ・アスレチック)』のデビッド・ロンバルディによると、シャナハンHCはケガが再び悪化しない限り、パーディーがトレーニングキャンプまでに戻ってくることを期待していると語ったという。
一度は延期された内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい/UCL)の手術が3月に行われた後、パーディーは今も6月上旬に投球を開始するという予定通りに回復している。シャナハンHCはパーディーがリハビリの一環として、すでにタオルを使用して投球動作を行っていると明かした。これは順調に回復している良い兆しだと言えよう。
6月に行われる投球セッションは、キャリア2年目のパーディーが完全復活を遂げる時期や、2023年シーズン初戦にフィールドに立つか否かを物語る、最大のポイントになるだろう。健康であれば、先発の座はパーディーのものになる見込みだが、シャナハンHCはトレイ・ランスが良いオフシーズンを過ごしてその差を縮める可能性もあるとしている。
『The Mercury News(ザ・マーキュリー・ニュース)』のキャム・インマンによると、シャナハンHCは「ブロックが健康な状態で戻ってくるとき、私たちは自分たちの状態を見ることになるだろう。高いレベルで勝利してきたクオーターバックを抱えていることは分かっている」と述べたという。
シャナハンHCによると、ランスは2021年夏に見舞われた指のケガを抱えたまま昨年を迎え、最終的には足のケガで戦線離脱したとのこと。現在はデリバリーやモーションに関して、ランスがかなり“良い状態”にあるとシャナハンHCは話している。
また、シャナハンHCはパーディー、ランス、サム・ダーノルドがいずれもNFLの生産的なクオーターバックになれると信じており、このグループを気に入っているともコメントした。
しかし、健康状態が良好であれば、司令塔としてシーズン開幕を迎えるのはドラフト7巡目指名を受けたパーディー――かつて全体3位指名された2人ではない――だろう。これまでのところは、どの最新情報も良い内容となっている。
【RA】