かつてNFLのMVPに輝いたことのあるクオーターバック（QB）マット・ライアンが新たにテレビのブロードキャスターの仕事に就いた。

現地15日（月）、『CBS Sports（CBSスポーツ）』はライアンが『NFL on CBS（NFL・オン・CBS）』の一部の試合でアナリストを務め、他の番組にも携わると発表。

ライアンは声明で「CBSスポーツの格別なチームに加わることができ、本当に光栄だ。これまでのキャリアを通じて、素晴らしいチームメイトに恵まれてきた。幸運なことに、ここでも業界最高の仲間と働き、学ぶことができる」と述べた。

ライアンはさまざまなソーシャルメディアで「これは引退発表の投稿ではない」と記している。

もうすぐ38歳になるライアンは試合を担当するだけではなく、『The NFL Today（ザ・NFL・トゥデイ）』、『That Other Pregame Show（ザット・アザー・プレゲーム・ショー／TOPS）』、『NFL Monday QB（NFL・マンデー・QB）、さらに『CBS Sports HQ（CBSスポーツHQ）』でも分析を提供する予定だ。

CBSのハロルド・ブライアント執行副社長は声明で次のようにコメントしている。「過去15年間、NFLを代表するクオーターバックの1人として活躍してきたマットを、才能あるNFLアナリストの一員に加えられることを大変うれしく思っている。MVPを受賞したり、チームをスーパーボウルに導いたりと、最高のレベルでプレーしてきた彼は、CBSスポーツに新鮮な視点をもたらしてくれるだろう。マットがその知識、洞察力、意見を視聴者と共有し、NFLの放送をさらに充実させてくれることを楽しみにしている」

2016年にMVPを獲得したライアンは14シーズンをアトランタ・ファルコンズで、1シーズンをインディアナポリス・コルツで過ごしてきた。コルツは今年3月にライアンを放出。ライアンは現在フリーエージェント（FA）だ。おそらく、CBSとの契約はクラブから声がかかった際にライアンがフットボールフィールドに戻ることを妨げるものではないだろう。

【RA】