強豪のブラウンズはAFCで“トップコンテンダー”になれるものを備えているとOTハバード
2023年05月17日(水) 11:59フリーエージェント(FA)のオフェンシブタックル(OT)クリス・ハバードの意見は偏っていると言えるが、元クリーブランド・ブラウンズの彼は、古巣が今季にヘビー級のステータスに復活するために必要なものを備えていると考えているようだ。
「俺としては、自分がそこにいたから言うのではなく、今回のドラフトやこの1年で彼らが行ったすべてのことを見れば分かるように、あのチームには多くの武器が加わっている」とハバードは現地16日(火)に『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』で語っている。
「ブラウンズは(ジェネラルマネジャー/GM)アンドリュー・ベリーが層を厚くしたり、選手が適切なポジションでプレーできるよう配慮したりして、(ヘッドコーチ/HC)ケビン・ステファンスキーもいるし、(守備コーディネーター/DC)ジム・シュワルツも加わって、トップコンテンダーになるために必要なものを備えていると思う」
「あのチームは強豪だ。本物の強豪になった感じだ」
ブラウンズは昨年のトレードでクオーターバック(QB)のデショーン・ワトソンを獲得した代償をまだ払い続けているため、2023年のNFLドラフトでできることは限られていた。しかし、ディフェンシブタックル(DT)としてダルヴィン・トムリンソン、モーリス・ハースト、トリステン・ヒルを獲得し、ワイドレシーバー(WR)にエライジャ・ムーアとマーキーズ・グッドウィンを加えるなど、ベテラン選手の獲得により戦力に欠けていた2つのポジションを補強した。さらに、チームを去ったセーフティ(S)のジョン・ジョンソンとアウトサイドラインバッカー(OLB)ジェイデビオン・クロウニーの穴をそれぞれSフアン・ソーンヒルとOLBオボ・オクロンクオによって埋め、最近にはOLBザダリアス・スミスをトレードで獲得している。
ブラウンズは昨年、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区の他の3チームが勝率.500を収める中、7勝10敗で4位に終わった。ハバードは過去5シーズンをブラウンズで、リーグに入った最初の5年間をピッツバーク・スティーラーズでプレーしており、このディビジョンを熟知している。
32歳のハバードは今後もキャリアを続けたいという思いで、フリーエージェントとして他のチームを訪問している。最終的にどこに行こうとも、そのチームは努力に時間を惜しまないマルチポジションのブロッカーを手に入れることになるとハバードは言う。
「俺が加わったチームは努力家でリーダーシップがあり、全力を尽くす選手を獲得することになる」とハバードは話している。「俺はセンター(C)、ガード(G)、タックル(T)と、どのポジションでもプレーできる。オフェンシブラインのポジションでのプレーに関しては、俺はスイスアーミーナイフのような存在だ」
「どんなシステムであれ、Oラインのどのポジションであれ、フットボールの試合に向けて準備するために俺は喜んで日曜日や練習の週を通して自分の力を注ぎ、すべてを捧げる」
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