2023年NFLスケジュール:有利なチームトップ10
2023年05月17日(水) 22:191年でも大きなイベントの一つとして、先週に2023年のNFLカレンダーが発表された。各チームの対戦相手については以前から分かっていたものの、この発表によって対戦順や日程が明らかになっており、それこそ重要になる。昨シーズンを0勝2敗でスタートした5チームのうち、プレーオフにコマを進めたのは1チーム(シンシナティ・ベンガルズ)だけだった。開幕から2勝0敗を決めた6チームは、そのすべてがポストシーズンに進出している。
しかし、他にも要素はある。バイウイークはいつなのか? タフなアウェー戦はいつ組まれているのか、そして、その前後にはどんなゲームが組まれているのか? 12月と1月のスケジュールがどれくらい厳しいのか? 他にもさまざまだ。
シーズン開幕まで4カ月足らずの現段階で、各チームのスケジュールを多角的に検討する時間は十分にある。とは言え、各チームの日程を見る限り、一息入れるタイミングのあるチームが10チームあるようだ。そういった部分が、来年2月にラスベガスで実施される第58回スーパーボウルにどれほどの影響を与えるか、注目したい。
第1位
ニューオーリンズ・セインツ
スケジュールの強度:.427(31位)
バイウイーク:シーズン第11週
着陸と離陸に関してはこれ以上ないくらいのスムーズさで、シーズン中盤には乱気流が生じる見込みもあるものの、全体としてニューオーリンズ・セインツのスケジュールは好ましいものになっている。最初の11試合中、7試合がアウェーだが、一見してこれらのロードゲーム――於カロライナ、グリーンベイ、ニューイングランド、ヒューストン、インディアナポリス、ミネソタ、アトランタ――は勝ちやすいように見受けられる。ロード2連戦が3回あるのは決して理想的ではなく、サーズデーゲームも2回ある。とは言え、大勢としてはシーズン序盤に経験の浅いクオーターバック(QB)たちとあたり、ラスト6戦中4試合は強敵をシーザーズ・スーパードームで迎え撃つことのできる形だ。NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区の王者が再び勝率.500以下になることはありえる。しかし、QBデレック・カーを迎えた今季のセインツは、10勝以上のシーズンへと向かって進んでいる。
週 | 対戦相手 | 週 | 対戦相手 |
1 | タイタンズ | 10 | at バイキングス |
2 | at パンサーズ* | 11 | バイウイーク |
3 | at パッカーズ | 12 | at ファルコンズ |
4 | バッカニアーズ | 13 | ライオンズ |
5 | at ペイトリオッツ | 14 | パンサーズ |
6 | at テキサンズ | 15 | ジャイアンツ |
7 | ジャガーズ** | 16 | at ラムズ** |
8 | at コルツ | 17 | at バッカニアーズ |
9 | ベアーズ | 18 | ファルコンズ |
* マンデーゲーム | |||
** サーズデーゲーム |
第2位
カロライナ・パンサーズ
スケジュールの強度:.453(27位)
バイウイーク:シーズン第7週
カロライナ・パンサーズが立ち上がりからQBブライス・ヤングを起用するとして、シーズン第7週のバイウイーク前の、序盤のアウェー4試合、ホームでのチャレンジングなセインツ戦(マンデーナイト)、バイキング戦は、良い試金石になりそうだ。だが、早めのバイウイークは、新スタッフや再建されたオフェンス陣にとって、再調整のための良い機会になるだろう。バイウイークに続いて、勝利が期待できるホームでのテキサンズ戦、コルツ戦の後は、敵地での4試合を含む、よりタフなシーズン第10週から第14週の5試合が待っている(シカゴでのサーズデーナイトゲームや、5試合を締めくくるアウェー3連戦を含む)。しかしながら、終盤にかけての旅は、それほどチームを悩ませるものではない。というものも、シーズン第3週にシアトルで試合をした後のパンサーズは、タイムゾーン1つ分を超えての移動をしないのだ。セインツと同様に、パンサーズのスケジュールはNFC南地区での争いにおいて好機をつくるかもしれない。特に、フランク・ライクヘッドコーチ(HC)とそのスタッフが、暫定HCスティーブ・ウィルクスの指揮下でラスト8戦中5勝を挙げた昨シーズンの終わりの地点から後退することなくスタートすることができれば、チャンスは広がるだろう。
週 | 対戦相手 | 週 | 対戦相手 |
1 | at ファルコンズ | 10 | at ベアーズ** |
2 | セインツ* | 11 | カウボーイズ |
3 | at シーホークス | 12 | at タイタンズ |
4 | バイキングス | 13 | at バッカニアーズ |
5 | at ライオンズ | 14 | at セインツ |
6 | at ドルフィンズ | 15 | ファルコンズ |
7 | バイウイーク | 16 | パッカーズ |
8 | テキサンズ | 17 | at ジャガーズ |
9 | コルツ | 18 | バッカニアーズ |
* マンデーゲーム | |||
** サーズデーゲーム |
第3位
インディアナポリス・コルツ
スケジュールの強度:.434(29位)
バイウイーク:シーズン第11週
開幕から新人クオーターバックにキーを渡しそうなもう一つのチームが、インディアナポリス・コルツ。全体4位指名のQBアンソニー・リチャードソンがチームを先導することが予想される。コルツにはシーズン序盤6戦で現地区王者のジャクソンビル・ジャガーズとの2度の厳しい対戦や、その間のボルティモアでのロードゲームが控えている。現時点でプライムタイムの試合はなく、ドイツ・フランクフルトで実施されるペイトリオッツ戦以外では、1年目のHCシェーン・スタイケンは周囲の騒ぎに惑わされることなく各週のスケジュールを計画することができるだろう。シーズン最後の4試合のうち、3試合がホームを舞台としており、シーズン第11週のバイウイークも良いタイミングだ。さらに、ドイツから戻ってきた後のロード3戦は、比較的短い旅程で済む。惨憺(さんたん)たる2022年シーズンを終えたコルツにはやることが多いものの、スケジュールは有利になっている。
週 | 対戦相手 | 週 | 対戦相手 |
1 | ジャガーズ | 10 | ペイトリオッツ+ |
2 | at テキサンズ | 11 | バイウイーク |
3 | at レイブンズ | 12 | バッカニアーズ |
4 | ラムズ | 13 | at タイタンズ |
5 | タイタンズ | 14 | at ベンガルズ |
6 | at ジャガーズ | 15 | スティーラーズ |
7 | ブラウンズ | 16 | at ファルコンズ |
8 | セインツ | 17 | レイダース |
9 | at パンサーズ | 18 | テキサンズ |
+フランクフルト |
第4位
ジャクソンビル・ジャガーズ
スケジュールの強度:.477(23位)
バイウイーク:シーズン第9週
今季のジャクソンビル・ジャガーズが日陰を歩むことはない。彼らは頻繁に大舞台に立ち、シーズン第4週と第5週にロンドンで2連戦した後も、プライムタイムに3度登場。10月は厳しい1カ月になりそうで、海外への旅(2試合目の対戦相手はビルズ)、ニューオーリンズでのサーズデーナイトゲーム、ピッツバーグでの試練がチームを待ち受けている。チーフス、49ers、ベンガルズ、レイブンズとの試合もきつそうだが、これらの対戦についてはすべてがジャクソンビルで行われる。大変な試合の日程が複数かたまっていないのも良い点だ。ロンドンから帰ってきた後には短い期間で対応しなければならないセインツとの試合があるにしろ、ライバルであるコルツと同様に、ジャガーズも特に厄介な、もしくは大がかりな遠征になる試合は控えていない。昨年よりはやや厳しいものになっているとは言え、このスケジュールを見る限り、調子が上向いているジャガーズに再度の地区優勝が不可能だと考える理由はない。
週 | 対戦相手 | 週 | 対戦相手 |
1 | at コルツ | 10 | 49ers |
2 | チーフス | 11 | タイタンズ |
3 | テキサンズ | 12 | at テキサンズ |
4 | ファルコンズ++ | 13 | ベンガルズ* |
5 | ビルズ+++ | 14 | at ブラウンズ |
6 | コルツ | 15 | レイブンズ |
7 | at セインツ** | 16 | at バッカニアーズ |
8 | at スティーラーズ | 17 | パンサーズ |
9 | バイウイーク | 18 | at タイタンズ |
++ ウェンブリー | |||
+++ トッテナム | |||
* マンデーゲーム | |||
** サーズデーゲーム |
第5位
シカゴ・ベアーズ
スケジュールの強度:.497(18位タイ)
バイウイーク:シーズン第13週
2022年のプレーオフチームとの試合が4つ組まれているのはシカゴ・ベアーズのみであり、その相手のうちの一つはQBトム・ブレイディが去ったタンパベイ・バッカニアーズだ。その翌週にはディフェンディングチャンピオンのカンザスシティ・チーフスと対峙するため、タンパで過ごす1日はホットなものになりそうだ。とは言え、序盤のスケジュールは恩恵になる可能性もある。ベアーズはチームの開幕初戦で、キャリア2戦目の先発出場となりそうなグリーンベイ・パッカーズのQBジョーダン・ラブと、ソルジャー・フィールドで対戦する見込み。シーズン第2週の相手はQBベイカー・メイフィールドかカイル・トラスクで、第5週もワシントンでサム・ハウエル、もしくはジャコビー・ビリセットとの対戦となる。チーフスとの試合があるとは言っても、全体としては対処しやすいスケジュールだ。NFC北地区からアーロン・ロジャースが去った今、デトロイト・ライオンズがこの地区の有力候補になったのだとしたら、ベアーズにはそれに向けた対処の時間も十分ある。というのも、1回目のライオンズとの対戦はサーズデーゲームの後、2回目の対戦はバイウイークの後なのだ。さらに、シーズンラスト5戦のうち、3試合はシカゴで行われる。ベアーズが今季をQBジャスティン・フィールズのチームでの未来をはかるものにするつもりなら、スケジュールがそれを妨げることはなさそうだ。
週 | 対戦相手 | 週 | 対戦相手 |
1 | パッカーズ | 10 | パンサーズ** |
2 | at バッカニアーズ | 11 | at ライオンズ |
3 | at チーフス | 12 | at バイキングス* |
4 | ブロンコス | 13 | バイウイーク |
5 | at コマンダース** | 14 | ライオンズ |
6 | バイキングス | 15 | at ブラウンズ |
7 | レイダース | 16 | カーディナルス |
8 | at チャージャーズ | 17 | ファルコンズ |
9 | at セインツ | 18 | at パッカーズ |
* マンデーゲーム | |||
** サーズデーゲーム |
第6位
グリーンベイ・パッカーズ
スケジュールの強度:.476(24位)
バイウイーク:シーズン第6週
QBジョーダン・ラブ時代が幕を開けるにあたり、華々しい滑走路がお膳立てされた。ラブはシーズン第1週からいきなり、ベアーズとのライバル関係の中に放り込まれる。また、開幕から5戦中、3試合がランボー・フィールド以外での試合だ。しかし、最も長い旅の一つ――第5週のラスベガス――は、ライオンズとホームで戦うサーズデーナイト戦の後、つまり、“ミニ”バイウイークを経てやってくる。ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂からの回復中であるラシャン・ゲイリーが初戦に間に合わないとしても、パッカーズ攻撃陣の力が序盤に真の意味で試されることはない。実際のバイウイークが第6週にやってくるのは、ラブと攻撃陣のシーズン開幕からの成長を評価し、必要であればマット・ラフルアーHCが調整を行うのに良いタイミングだろう。スケジュールの中間部分は厳しいものの、シーズン第13週にチーフスをホームに招く前にもミニバイウイークがある。翌週のマンデーナイトにジャイアンツと戦う際にも、準備期間は1日多いことになる。決して楽なスケジュールではないものの、一方で重要な転換期を迎えているパッカーズが、最もきつい条件に直面することもなさそうだ。
週 | 対戦相手 | 週 | 対戦相手 |
1 | at ベアーズ | 10 | at スティーラーズ |
2 | at ファルコンズ | 11 | チャージャーズ |
3 | セインツ | 12 | at ライオンズx |
4 | ライオンズ** | 13 | チーフス |
5 | at レイダース* | 14 | at ジャイアンツ* |
6 | バイウイーク | 15 | バッカニアーズ |
7 | at ブロンコス | 16 | at パンサーズ |
8 | バイキングス | 17 | at バイキングス |
9 | ラムズ | 18 | ベアーズ |
* マンデーゲーム | |||
** サーズデーゲーム | |||
x サンクスギビング |
第7位
アトランタ・ファルコンズ
スケジュールの強度:.417(32位)
バイウイーク:シーズン第11週
一部に茨の道があるとしても、アトランタ・ファルコンズにはこれ以上に有利なスケジュールを望めないだろう。パンサーズとパッカーズを迎えるホームでの2戦でシーズンをスタートするファルコンズは、シーズン第3週(atライオンズ)と第4週(ジャガーズ/ロンドン)はやや厳しいスケジュールになっている。先発を務めることになると見られるQBデズモンド・リッダーの負担を軽減する方法として、ファルコンズはシーズン序盤に、今季のドラフト全体8位で指名したランニングバック(RB)ビジャン・ロビンソンを、昨シーズンのランディフェンスで下位に沈んだ3チーム――パッカーズ、ライオンズ、テキサンズ――との対戦に投入することもできる。新守備コーディネーター(DC)のライアン・ニールセンとファルコンズ守備陣が早い段階で対戦する相手という点からも、このスケジュールは歓迎だ。ライオンズおよびジャガーズとの試合以外では、ファルコンズはまだ不安定なところのあるQBと対戦。その内容としては新人が2人(ブライス・ヤングとC.J.ストラウド)と、先発がキャリア3度目になる見込みのジョーダン・ラブであり、ワシントンとタンパベイについてはどのQBにも10月末までにその役目を勝ち取る可能性はある。シーズン閉幕までの6戦中4戦がアウェーなのは良い材料ではないが、遠征先で戦う相手に、昨年のポストシーズンに進出したチームはない。
週 | 対戦相手 | 週 | 対戦相手 |
1 | パンサーズ | 10 | at カーディナルス |
2 | パッカーズ | 11 | バイウイーク |
3 | at ライオンズ | 12 | セインツ |
4 | ジャガーズ++ | 13 | at ジェッツ |
5 | テキサンズ | 14 | バッカニアーズ |
6 | コマンダース | 15 | at パンサーズ |
7 | at バッカニアーズ | 16 | コルツ |
8 | at タイタンズ | 17 | at ベアーズ |
9 | バイキングス | 18 | at セインツ |
++ ウェンブリー |
第8位
サンフランシスコ・49ers
スケジュールの強度:.514(15位)
バイウイーク:シーズン第9週
サンフランシスコ・49ersの日程は、れっきとしたタイトルコンテンダーとしては望める限りの好条件だと言える。ただ一つの疑問を除けば。カイル・シャナハンHCは最近も楽観的な姿勢を示したものの、QBブロック・パーディの準備がシーズン開幕までに整うかはいまだ分からない。ロード2戦からのスタートは多くのチームにとって歓迎せざるものであり、バックアップQBが出場しなければならない場合は特にそうだ。しかしながら、シーズン第3週のサーズデーナイト戦のためにリーバイス・スタジアムを訪れるニューヨーク・ジャイアンツは、3つのタイムゾーンを横断しての移動となる。そして、次の週にはサンフランシスコに(QBカイラー・マレー不在の可能性がある)アリゾナ・カーディナルスがやってくる。蹴り出しとしては悪くないスケジュールだ。ただし、その後はより長い旅程も含まれ、東部のタイムゾーンに5度の移動があり、その中には第13週のフィラデルフィア・イーグルス、第17週のワシントン・コマンダースとの試合がある(コマンダース戦の前週は、クリスマスにレイブンズとのマンデーナイトゲーム)。全体として、健康面が順調に進めば、再度の成功が望めるスケジュールだと言えよう。
週 | 対戦相手 | 週 | 対戦相手 |
1 | at スティーラーズ | 10 | at ジャガーズ |
2 | at ラムズ | 11 | バッカニアーズ |
3 | ジャイアンツ** | 12 | at シーホークスx |
4 | カーディナルス | 13 | at イーグルス |
5 | カウボーイズ | 14 | シーホークス |
6 | at ブラウンズ | 15 | at カーディナルス |
7 | at バイキングス* | 16 | レイブンズ* |
8 | ベンガルズ | 17 | at コマンダース |
9 | バイウイーク | 18 | ラムズ |
* マンデーゲーム | |||
** サーズデーゲーム | |||
x サンクスギビング |
第9位
シンシナティ・ベンガルズ
スケジュールの強度:.510(17位)
バイウイーク:シーズン第7週
今やAFCの強豪の一角となったシンシナティ・ベンガルズ。プライムタイムに4試合が組まれている理由はそこであり、そのうち最後の2試合はシーズン第11週(レイブンズとのサーズデーナイトフットボール)と第13週(ジャガーズとのマンデーナイトフットボール)のアウェーでの戦いとなる。また、感情がかきたてられるような一戦もある。シーズン第9週のバッファロー・ビルズとの試合は、昨シーズンにダマー・ハムリンがフィールドで倒れたときのことを思い起こさせるはずだ。シーズン第17週にはディフェンディングチャンピオンであるチーフスとの激闘が待っている。さらに、バイウイークは早いタイミングでやってくるが、それでもベンガルズに有利な要素はある。第7週のバイウイークを使って、現地10月29日(日)に実施される、厳しいサンフランシスコ・49ersとのロードゲームに向けて準備することが可能だ。チーフス戦については前週がサタデーゲームであることから、通常より1日長く準備できる。ラスト5戦中、3試合がホームゲームであり、総じてベンガルズにとっては悪くない形となっている。
週 | 対戦相手 | 週 | 対戦相手 |
1 | at ブラウンズ | 10 | テキサンズ |
2 | レイブンズ | 11 | at レイブンズ** |
3 | ラムズ* | 12 | スティーラーズ |
4 | at タイタンズ | 13 | at ジャガーズ* |
5 | at カーディナルス | 14 | コルツ |
6 | シーホークス | 15 | バイキングス |
7 | バイウイーク | 16 | at スティーラーズ*** |
8 | at 49ers | 17 | at チーフス |
9 | ビルズ | 18 | ブラウンズ |
* マンデーゲーム | |||
** サーズデーゲーム | |||
*** サタデーデーゲーム |
第10位
デトロイト・ライオンズ
スケジュールの強度:.495(20位)
バイウイーク:シーズン第9週
もちろん、カンザスシティでの開幕戦はまったく魅力的ではない。しかし、どうせチーフスの元を訪れるなら、準備期間はできるだけ長い方がいい。また、この試合によって、ダン・キャンベルHCは自分のチームがどういった構成になっているかを確かめることができるだろう。第2週のシーホークス戦までは通常より日程が空き、その後の序盤のスケジュールはより対処しやすくなる。たとえ第1週に敗れても、体勢を立て直して序盤以降のより厳しい戦いに備えることができるだろう。11月にはうれしいシーズン半ばの休息があり、シーズン第9週がバイウイークになっているほか、サンクスギビングデーの後がミニバイだ。12月以降は少しきつくなる。ラスト6戦のうち、4試合がロードであり、シーズン第16週と第17週はミネソタとダラスが待ち受けている。ライオンズにはサーズデーゲームが3試合、土曜日と月曜日の試合が1試合ずつあるため、旅程的には数週間ごとに気を引き締めなくてはならない。だが、だからこそ、ライオンズが困難な状況を乗り越え、プレオーオフコンテンダーとして浮上できるかが見えてくるだろう。
週 | 対戦相手 | 週 | 対戦相手 |
1 | at チーフス** | 10 | at チャージャーズ |
2 | シーホークス | 11 | ベアーズ |
3 | ファルコンズ | 12 | パッカーズx |
4 | at パッカーズ*** | 13 | at セインツ |
5 | パンサーズ | 14 | at ベアーズ |
6 | at バッカニアーズ | 15 | ブロンコス |
7 | at レイブンズ | 16 | at バイキングス |
8 | レイダース* | 17 | at カウボーイズ*** |
9 | バイウイーク | 18 | バイキングス |
* マンデーゲーム | |||
** サーズデーゲーム | |||
*** サタデーデーゲーム | |||
x サンクスギビング |
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