ニュース

スティーラーズがQBメイソン・ルドルフと1年の再契約

2023年05月18日(木) 08:54


ピッツバーグ・スティーラーズのメイソン・ルドルフ【AP Photo/Matt Slocum】

クオーターバック(QB)メイソン・ルドルフのピッツバーグでの生活は終わりを迎えたように見えたが、彼がブラック&ゴールドに戻ってくることが判明した。

現地17日(水)、ピッツバーグ・スティーラーズはルドルフが1年契約でチームに戻ってくると発表。オフシーズンが始まってからフリーエージェント(FA)市場を見ていたルドルフだが、最終的には2018年NFLドラフト3巡目で指名されたチームに戻ってくることを決断している。

ドラフトされた当時のルドルフは、長年先発を務めていた元QBベン・ロスリスバーガーが引退すれば、その後継者になると見られていた。また、ルドルフはキャリア最初の4年間をロスリスバーガーのバックアップとして過ごしながら仕事の要領を覚えていった。これまで17試合に出場(10試合に先発出場)し、5勝4敗1分という戦績を残してきたものの、ルドルフは出場中に苦戦を強いられており、10試合で9回のインターセプトを喫した2019年シーズンは特にそれが顕著だったと言えよう。

ロスリスバーガーがいない最初のシーズンとなった2022年シーズンに向けて、ルドルフはミッチェル・トゥルビスキーや当時新人だったケニー・ピケットと先発の座をかけて競い合っていた。しかし、組織で過ごした経験があったにもかかわらず、ルドルフは最終的に3番手QBになっている。そして、トゥルビスキーとピケットがそれぞれ手綱を取る中、ルドルフは1試合も出場しなかった。

ルドルフは今オフシーズンにより大きな役割を獲得できる可能性がある新しいチームを探すと予想されていたが、それは実現していない。スティーラーズはデプスチャートを強化するために新しい選手を迎えるよりも、自分たちの攻撃システムに精通しているクオーターバックを確保しておくことを決めた。そんなスティーラーズとルドルフは再び共に取り組もうとしている。

トゥルビスキーが今も堅実なバックアップオプションであると見なされている中で、ピケットはQB1として定着した。一方のルドルフはミネソタ大学出身でドラフト外フリーエージェントのタナー・モーガンとナンバー3のスポットを争うことになる。

【RA】