正式に引退する準備はまだできていないとRBエイドリアン・ピーターソン
2023年05月25日(木) 14:39ランニングバック(RB)エイドリアン・ピーターソンは自身のNFLキャリアを終わらせることを拒んでいる。
将来の殿堂入りが確実となっているピーターソンは『Fort Worth Star-Telegram(フォートワース・スター・テレグラム)』のクラレンス・ヒルに対し、まだ引退を表明する準備はできていないと明かした。
「メンタル的に、まだ正式には引退していない。どうなるかは分からない」と語ったピーターソンは「俺の考え方は、事情が許せば、機会があれば、今シーズンにそうなるかもしれないというものだ。様子を見ていく。でも、(もし)今シーズンに何も起こらなかったら、間違いなく、引退することになるだろうな」と続けている。
ピーターソンはまだ可能性を閉ざすことに前向きではないのかもしれないが、各クラブは38歳のランニングバックに興味を示していないようだ。ピーターソンは2021年にテネシー・タイタンズ(3試合)とシアトル・シーホークス(1試合)で合計4試合に出場したものの、2022年シーズンには一度もプレーしていない。
2016年シーズンを最後にミネソタ・バイキングスを離れた後、“オールデイ”という愛称で親しまれているピーターソンはさまざまなチームを転々とし、ニューオーリンズ・セインツ、アリゾナ・カーディナルス、ワシントン・コマンダース、デトロイト・ライオンズ、タイタンズ、シーホークスでプレーしてきた。
つまり、ピーターソンはまだ引退を表明したくないと考えているが、市場にある他の選択肢および彼の年齢や近年の成績を踏まえると、クラブから声がかかる可能性は低いと言えよう。しかし、彼にチャンスを与えるのは1チームだけでいいのだ。
このまま試合に出場しなかった場合、ピーターソンは通算1万4,918ランヤード――歴代4位のバリー・サンダースの記録まであと351ヤード――という記録を残してキャリアを終えることになる。
【RA】