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元カーディナルス、レイブンズのSのジェファーソンが引退、スカウトの道へ

2023年05月26日(金) 11:43


パスを阻止するアリゾナ・カーディナルスのトニー・ジェファーソン【AP Photo/Bob Leverone】

ドラフト外フリーエージェントからキャリア10年のベテランへと上りつめたセーフティ(S)トニー・ジェファーソンが引退する。

アリゾナ・カーディナルス、ボルティモア・レイブンズ、サンフランシスコ・49ers、ニューヨーク・ジャイアンツでプレーしたジェファーソンは、引退後にレイブンズでナン-ウーテン・スカウティング・フェローシップの一環として、レイブンズで働く。

「素晴らしいプレーキャリアに祝福を、トニー!! 今回はナン-ウーテン・スカウティング・フェローシップの一環として彼を再び迎えることに、とてもワクワクしている!!」

31歳のジェファーソンは2013年にアリゾナ・カーディナルスと契約し、オクラホマ大学からドラフト外フリーエージェントでNFLの世界に入った後、先発の座を勝ち取って見事な活躍を見せるようになった。

9シーズンの中で、ジェファーソンはカーディナルスに所属していた2013年から2016年に最も活躍し、レイブンズには2017年から2021年まで在籍。キャリアを通じて113試合に出場し、先発は67試合、タックル492回、パスディフェンス24回、サック9.5回、インターセプト4回をマークした。

2016年にカーディナルスでキャリアハイのタックル96回、先発14回を記録したジャファーソンは、フリーエージェントとして2017年にレイブンズと契約。ロッカールームでチームメイトから愛される存在であるジェファーソンは、先発ラインアップに欠かせない選手になるも、2019年に5試合に出場した時点でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂を負ったことでキャリアは終わりを迎えていた。2020年はプレーせず、2021年はレイブンズと49ersで過ごした。ラストシーズンはジャイアンツで先発1試合を含む9試合に出場。タックル32回を記録している。ポストシーズンのゲームでは活躍の機会が限られ、ジェファーソンはジャイアンツがフィラデルフィア・イーグルスに敗れたNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)ディビジョナルラウンドでキャリア最後のスナップを経験した。

ヘルメットを脱いだジェファーソンは、スカウティングハットをかぶる。

レイブンズのウェブサイトによれば、ジェファーソンは以前からスカウトになりたいとの意向を示していたという。NFL選手としての10年のキャリアに幕を下ろした今、その道のりはレイブンズのインターンとして始まる。

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