トレーニングキャンプには参加の意向のカーディナルスSベイカー、「その時が来たら笑顔で現れる」
2023年05月28日(日) 18:474月にトレードを要求して以来、話題のないアリゾナ・カーディナルスのセーフティ(S)ブッダ・ベイカーだが、再び彼の名がヘッドラインに戻ってきた。
今週から大半のチームで自主参加のチームアクティビティが開始されているが、アリゾナにベイカーの姿はなかった。だが、トレーニングキャンプには参加する予定だという。
「ああ、もちろんさ。時が来たらそこに行く」と彼は『12News(12ニュース)』のキャメロン・コックスを通じて言っている。「その時が来たら、笑顔で現れ、いつも通りの俺でいるよ」
4勝13敗のシーズンだったが、2度のオールプロに選ばれているベイカーはアリゾナディフェンスにおける輝点だった。そして5度目のプロボウルに選出されている。彼は15試合に登場し、タックル合計111回、インターセプト2回とファンブルフォース1回を挙げた。
カーディナルスのヘッドコーチ(HC)ジョナサン・ギャノンはベイカーのOTA(チーム合同練習)欠席を心配していない。
「ブッダは彼が来たいと思ったときにやってくるだろう」と今週、チームの公式サイトを通じてギャノンは述べた。「彼は素晴らしかった。テープだとかそういったことでは少々苦労させられるが、ワークアウトには取り組んでいるし、自分でプレーの準備をしてくるだろう」
2017年のNFLドラフトでカーディナルスに2巡目指名を受けたベイカーは、2度目のNFL契約であと2年を残しており、新しい契約を希望しているという。27歳のベイカーは2020年に4年5,900万ドル(約82億9,865万円)で契約を延長しており、『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると新シーズンでは1,300万ドル(約18億2,852万円)近いベースサラリーを稼ぐことになっているという。
「俺は個人的に、ビジネスのことはビジネス側に任せている。そういうのは全部代理人にお任せだ」とベイカー。「俺は自分のワークエシックに一点集中して、フットボール外で最善の人間になり、人生を楽しんでいるだけ。オフシーズンを楽しみ、毎日のハードワークを楽しみ、また戻ってフットボールをするのを楽しみにして待っているだけ」
ベイカーは年間報酬が7番目に高いセーフティという立場でトレーニングキャンプに向かおうとしている。
現地26日(金)にワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスをリリースしたカーディナルスは、7月に笑顔でトレーニングキャンプにやってくるというベイカーが自分に忠実であることを願うしかない。
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