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膝の回復に努めつつ、OTAでメンタルの準備を整えるライオンズルーキーQBヘンドン・フッカー

2023年05月28日(日) 17:19

ヘンドン・フッカー【NFL】

ヘンドン・フッカーのNFLキャリア最初のステップはカレッジでのキャリアを終わらせた膝のケガを再確認せずには始まらなかった。

彼はまだACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂から復帰できる状態にはない。しかし、だからといってフィールド復帰に向けて進み続ける彼が改善していないということではない。

「ACLの状態はいい。1日1日やっていくだけ。少しずつを積み重ねていくだけさ」と現地26日(金)に『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』に出演したフッカーは話した。「確実に分かっているのは、フィジカル的にもメンタル的にもこのプロセスを通じてオレがずっと強くなったってことだ。でも、100%になれる日がいつ来るのかは分からない。その日が来たら感動するだろうな。それは確かだよ。だってこんなにゲームが恋しくて、競争が恋しいんだから」

フィールドでレップスに取り組む代わりにフッカーはメンタル的な汗をかいている。デトロイト・ライオンズのスキームを理解し、復帰の時が来た際に知識の面で準備ができているようにあらゆる努力をしている。それはつまり、見て、学んで、質問して、オフェンスを編成できるようにしておくということだ。

「アメージングだよ。みんなとフィールドにいられるだけでね」とフッカーは言う。「プレーはしていないけど、オレはメンタルのレップスをやっていて、いくつかシミュレーションをやり、特定の状況で自分ならどうするか、コールや違う考えが浮かんでいる。だからオレにとってはそこに出てみんなが競って飛び回るのを見ることが大きな刺激だった」

フッカーはジャレッド・ゴフというベテランから学ぶことができる。現在の先発であり、昨シーズンはもう少しでライオンズをNFLワースト級クラブからプレーオフチームへと引き上げるところだった好成績を収めたばかりだ。ゴフの優先事項はライオンズが成功への軌道を外れないように維持することだが、同時に彼はルーキーがプロのゲームに慣れるのを手伝っている。

「彼は本当にアメージングなクオーターバックだ」とフッカーはゴフを評した。「彼から学び続けている。彼を見て、フットワークやトラフィックの整理方法、ハドルでの振る舞い、オフェンス全体の指揮の採り方を観察している。彼のオペレーションは見事だよ。俺もあのレベルに行きたいし、彼みたいに効率的なオペレーションがしたい」

そのレベルに到達することはフッカーがいつの日かゴフに取って代わるかもしれないということを意味する。しかし、その時は今ではない。

ケガからの復帰に必要な時間を考えると、フッカーにとっては驚くほど理想的なロードマップだ。継承プランはいずれ浮上するかもしれないが、今のフッカーに望まれることは1つだけ――オフェンスを学び、呼ばれた時に実行できる準備を整えておくことだ。

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