ドルフィンズのスキルプレーヤーは「カーレースのようだ」とCBハワード
2023年05月31日(水) 10:42マイアミ・ドルフィンズはワイドレシーバー(WR)のタイリーク・ヒルとジェイレン・ワドルというNFL最速クラスの選手を擁し、レシーバー陣のスピードをすでに誇っていた。ドルフィンズはさらにそこから、2023年NFLスカウティングコンバインの40ヤード走で4.32秒を叩き出したランニングバック(RB)のデボン・エイチェーンをドラフトで指名している。
コーナーバック(CB)ザビエン・ハワードは週末にヒルが主催したユースフットボールキャンプで、「まるでカーレースのようだ」と『KCRP Houston(KCRPヒューストン)』のアーロン・ウィルソンに述べている。「とにかくスピードが速いやつらばかりだ。特にエイチェーンがランニングバックに追加されてからは。競争するにはもってこいだし、他の2人にとってもいい刺激になるだろう」
「スピードがあるのはかなり大きい。スピードはコーチングできるものではない。特にコーナーバックとしては助かるよ。俺は彼らのように速くない。ただテクニックがあるだけだ。彼らはとにかく速い」
ドルフィンズのスピードはディフェンスにストレスを与え、セカンダリーにディープフィールドを警戒させることで短い距離のルートが開けてくる。
「ディフェンスが気をつけなければならないことだと思う」とワドルは言う。「フィールドで距離を稼げる選手がたくさんいれば、いろいろなことが可能になる」
エイチェーンがバックフィールドに加わったことで、出場するたびにディフェンスは彼をマークしなければならず、ヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルはまた一つ有力なチェスの駒を手に入れたことになる。身長約172cmのエイチェーンは主力選手にはなれないかもしれないが、ドルフィンズにはラヒーム・モスタートとジェフ・ウィルソンがいるため、バックフィールドに爆発力をもたらすことができるだろう。
「NFLで最も正確なクオーターバック(QB)の一人がいるのは確かで、俺はそのスタンスを貫くつもりだ」とヒルは言う。「だから、クオーターバックにトゥア(タゴヴァイロア)がいて、ヘッドコーチがオフェンスの達人であることは素晴らしいことだ。あの武器が自由に使えるとなれば、彼は興奮するだろうな。俺とワドルを片方に、デボンとラヒームをもう片方に配置することも可能だ。このオフェンスに限界はない」
メンバーを見る限り、5月末時点のドルフィンズはディフェンスをアップグレードし、守備コーディネーター(DC)としてビック・ファンジオを雇い、オフェンスの駒を増やしたことでAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のタイトル争いに絡めるチームと言えよう。しかしながら、サウスビーチでの最大の問題は、タゴヴァイロアが18週にわたって健康でいられるかどうかだ。
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