ボン・ミラーは負傷した膝のことに関しても、自身の発言を行動に移しているようだ。

バッファロー・ビルズのパスラッシャーであるミラーは、サンクスギビングデーの試合でACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）を断裂し、ビルズでの最初のシーズンが突然終了した。しかし、ミラーは2023年NFLシーズン開幕前に復帰することを目標に掲げ、間もなく最高の状態に戻ることに強い自信を持っている。

ミラーは『9News（9ニュース）』のマイク・クリスに対し、「俺のことだしね、だってボンだぜ。保証するってところがいいだろ。プレーしたいと思っているし、2013年シーズン、俺は1月にACLの手術を受け、プレシーズンで8月の初めからプレーした。だから、回復に必要だったのは7カ月か8カ月くらいだったね」と話した。

「そこから10年後の2023年シーズン、まったく新しい展望が開けている。2カ月、4カ月、6カ月と、自分がどのポジションにいるべきかがよくわかるし、今のポジションは、素晴らしい気分で、快適に過ごすことができる。シーズン開幕時には準備万端でいたいね」

34歳で過ごすシーズンに突入するミラーはニューヨークでのマンデーナイトフットボール（MNF）開幕戦に復帰するという、かなり野心的な目標を掲げている。たとえミラーがその予測に若干の保険をかけたとしてもだ。

ミラーは「俺はゼネラルマネジャー（GM）を信頼しているし、アスレチックトレーナー、チーム、オーナーのことを信頼している。自分がプレーする時が来たら、いつでも準備万端だ。第1週のニューヨーク・ジェッツ戦には間に合うようにしたいね。アーロン・ロジャース、そしてマンデーナイトフットボールだしね」とコメントした。

「でも同時に、俺にはそれをコントロールすることはできない。肉体的にも、精神的にも、感情的にも、できる限りのことをするつもりだ。もしそれがシーズン開幕に間に合わないとしても、確実に第6週までには間に合うだろう」

もしミラーの復帰がシーズン第6週までかかるとしたら、それはビルズが彼をPUP（故障者）リストに入れたままシーズンをスタートさせることを意味するだろう。もちろん、それはビルズにとってもミラーにとっても好ましいことではないだろうが、もし彼が復帰を遅らせ、プレーオフでチームを助けることができれば、ビルズが彼と6年1億2000万ドル（約167億9,340万円）で契約した意味を示すことができるだろう。

そして、その復帰が遅れたとしても、今シーズンは初めて、愛する古巣デンバー・ブロンコスとの対戦を実現するチャンスがあるのだ。ミラーは、現地1日（木）にコロラドに戻り自身の財団のチャリティーイベントを開催したが、ブロンコスはまだ彼の心の中で特別な場所だと話した。

ミラーは最近、チームについての考えを聞かれると、ブロンコスのことを「俺たち」と呼ぶだけでなく、以前のジョン・エルウェイのように、現役時代が終わったら選手からGMになりたいとも話す。

シーズン第10週、マンデーナイトフットボールでビルズがブロンコスを迎え撃つとき、複雑な心境になるかもしれない。しかしミラーは、それをビジネスミーティングのように扱うようだ。

ミラーは、対戦することになるブロンコスのオフェンシブタックル（OL）の名前を確認し「俺はそのために準備している。(マイク・)マクグリンチー、ギャレット・ボールズ。この2人は俺の担当だ。俺は彼らと戦うために、100％準備する」と語った。

【AK】