トレードのうわさも、マイアミ残留を希望するドルフィンズWRセドリック・ウィルソン
2023年06月03日(土) 17:40セドリック・ウィルソンはマイアミ・ドルフィンズからのトレード、または放出についてのうわさを耳にしているものの、自分の役割を果たすためにチーム合同練習(OTA)に参加している。
ウィルソンは今週、『Miami Herald(マイアミ・ヘラルド)』を通して「俺は試合で実力を発揮するために、毎オフシーズンにトレーニングしている。俺はここにいたいんだ。俺は今ここにいる。それが当たり前のことだから、全力を尽くすよ」と話した。
2023年NFLドラフト前に、ドルフィンズのゼネラルマネジャー(GM)であるクリス・グリアは、チームがウィルソンに関するトレードの電話を受けたことを認めた。しかし、このワイドレシーバー(WR)はロースターにとどまっている。
2023年の基本給700万ドル(約9億7,961万円)に対して500万ドル(約6億9,972万円)の保証があるからこそ、ウィルソンはこれまでドルフィンズのロースターに留まっていた。保証金がないか、もしくはより少額だったら、ドルフィンズはおそらく数ヶ月前に彼を放出していただろう。
ドルフィンズは、2022年3月のタイリーク・ヒルのトレードが実現する数日前に、ウィルソンと3年2,205万ドル(約30億8,579万円)の契約を結んでいる。ヒルとジェイレン・ワドルがほとんどのターゲットとなる中、ウィルソンは変わり者のようだった。27歳の彼は昨シーズン、15試合でキャッチ12回、136ヤード、タッチダウン0回の記録を残した。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、1試合あたりオフェンススナップ平均15.4回の出場だった。
ウィルソンは「スタッツの数字が“ない”とき、それはまるでフットボールをプレーしていないように感じるんだ。俺がプレーするときは、活躍と数字が一致するようにしたい」と語った。
ドルフィンズは、スロットレシーバーのブラクストン・ベリオスとスピードスターのロビー・アンダーソンを獲得し、第3レシーバーの座を争わせた。ウィルソンが今シーズンの主役だと確信していれば、チームはこんな動きは取らなかっただろう。
しかし、このベテランワイドアウトにできることは、頭を下げて、この2022年のスタッツを向上させるために努力し続けることだけだ。
ウィルソンはトレード交渉について「代理人とフロントオフィスが何を話しているのかはわからない。でも俺は、”どんなことがあっても、事後報告でいいから教えてくれ。俺は仕事中だから、その件を毎日気にしたくない“とだけ言ったよ」とコメントした。
【AK】