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AED講習の経験を生かし、溺れる子どもの救出を手助けしたラムズDCラヒーム・モリス

2023年06月03日(土) 17:45


ラヒーム・モリス【NFL】

ロサンゼルス・ラムズの守備コーディネーター(DC)ラヒーム・モリスは、週末にラスベガスのホテルのプールで溺れていた3歳の男の子を助けることに成功した。

モリスの妻ニコールさんは現地5月31日(水)に自身の『Instagram(インスタグラム)』でこの出来事について投稿し、子どもがプールから引き揚げられライフガードのところに連れて行かれたとき、脈がなかったとコメントした。

そのとき、ラヒーム・モリスが駆け寄って、AED(自動体外式除細動器)を見つけ、助けたという。

モリスは水曜日、『ESPN』で「911(日本の110番)に電話している人たちを見て、最初に思ったことは“AEDはどこだ?”ということだった。私が戻ってきたときには現場に医師がいて、心臓マッサージを開始することができた。私は彼にAEDを渡し、開けてもらい、子どもにパッドを張ったんだ。そして彼は最終的には無事だった」と話した。

今年1月、バッファロー・ビルズのセーフティ(S)ダマー・ハムリンが試合中にフィールドで倒れて以来、CPR(心肺蘇生法)とAEDのトレーニングの重要性はNFLを中心に高まっている。モリスは、ラムズのスポーツ医学担当副社長レジー・スコットが最近行ったAED、CPR、応急処置の講習のおかげで、処置が必要な重要な瞬間に正しいプロセスを理解することができたと述べている。

ラムズのチーフオペレーティングオフィサー(COO)であるケビン・デモフもそのトレーニングの重要性に同意している。

「ラヒーム・モリスの瞬間的な判断による素晴らしい結果と、レジー・スコットによるチームスタッフへのCPRとAEDの講習へ感謝。ダマー・ハムリンの命を救ったCPRを見たことで、われわれの組織もその重要性を知り、命を救うことができた。CPRとAEDは命を救う」

【AK】