契約延長交渉には「気を取られてすらいない」とカウボーイズWRラム
2023年06月05日(月) 10:424月にダラス・カウボーイズから5年目オプションを行使されたワイドレシーバー(WR)シーディー・ラムは、2023年シーズンを迎えるにあたって、自身を取り巻く契約延長の交渉について心配していないようだ。
チーム公式サイトによると、ラムは「正直なところ、100%正直に言うと、気を取られてすらいない。お金のことは確かに気になるけど、毎日とか、チームの建物に来るたびに考えていることではない。これをしたらいくら稼げるかなんて考えていない。ここへ来て自分の価値を示すことがすべてで、それ以外のことはそれ自体に任せる」と語ったという。
カウボーイズから2020年NFLドラフト全体17位指名を受けたラムは、ルーキーシーズンにアマリ・クーパーに次ぐ2番手WRの役割を任されていた。2021年シーズンには、レシーブ数とレシーブヤードでチームをリード。昨シーズン、チームがクーパーをクリーブランド・ブラウンズにトレードしたことを受けて、ラムはWR1を担っていた。
キャリア最初の3シーズンを通して、ラムはレシーブ260回で3,396ヤード、タッチダウン20回を記録している。24歳のラムはプロボウルにも2回選出されてきた。2023年に4年目のシーズンを迎えるラムは、ダラスでナンバー1レシーバーになること以外の目標も明らかにしている。
「自分のポジショングループやチームのために、より良いリーダーになることだ」と強調したラムは次のように続けた。「勝負どころで頼りになる存在になることは言うまでもない。いつも助けられてきたけど、今はもう教え込まれた。攻撃面ではアグレッシブに攻めるつもりだ。ベストな状態の相手にベストな状態で挑み、その結果、一番強いヤツが勝つようにする」
今オフシーズン、ランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットと離別し、タイトエンド(TE)ダルトン・シュルツがヒューストン・テキサンズと契約したことにより、カウボーイズはオフェンスを変更してきた。その結果として、カウボーイズには昨季にエリオットとシュルツが合計で記録した112回のターゲット数を埋めるために新しい選手を見つける必要が生じている。これに対応するべく、カウボーイズはベテランWRブランディン・クックスをトレードで獲得。クックスはWR2になることが期待されている。カウボーイズのWR陣には他にも、マイケル・ガラップやジェーレン・トルバート、ケボンタエ・ターピンといった注目選手がいる。
契約が成立するまで延長交渉が付きまとうことは承知しているものの、ビジネスのその部分は代理人に任せていると認めたラムはこうコメントした。
「それは代理人の仕事だ。俺はプレーする。それが、俺がここですべきことであり、大好きなことなんだ」
【RA】